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BtoB企業のYouTubeチャンネル運用を女子大生インターンがやってみたら?

YouTubeはBtoCだけの戦略じゃない!ビジネスパーソンの情報収集も動画が主流になる時代


 展示会出展やリアルセミナーの実施が厳しい今、リードジェネレーションやリードナーチャリングに動画を活用したいというBtoB企業が増加している。しかし、一体何から手をつければいいのだろうか。コンテンツマーケティングを支援するファベルカンパニーは、YouTubeチャンネル運営にトライしている。本連載では、撮影スキル、編集ノウハウ、動画ネタ集め、演者の確保など、同社の試行錯誤の過程を基に、BtoB企業がYouTubeチャンネル運営/動画活用に取り組む価値と成果を伝える。

BtoB企業がなぜYouTube?

中山 彩歌
ファベルカンパニーのインターンで東洋大学2年。専攻はマーケティング。趣味はロードバイクでサイクリングすること。ミエルカチャンネルを2020年4月に開設し撮影・編集を一手に担当している。2019年7月から個人で「サイクルガジェットチャンネル」を運営中。

 「動画戦略は大事」と理解していても、企業がチャンネルをもって継続的に情報発信していくのは簡単ではない。間違った情報を出せば叩かれ、著作権に引っかかればアカウントを停止されかねない。それ以前に動画作成の予算額も決めなければならないし、企画、演者の確保、撮影、編集……とやることが山積みだ。

 テキストが中心のブログやメディアに比べて動画はハードルが高く、参入も難しい。検討したものの、結局手をつけられないままの会社は少なくないだろう。そもそも継続的に動画を投稿し続けても利益になるとは限らない。要は「割に合わない施策」と見られているわけだ。

 ではなぜ、BtoB企業のファベルカンパニーがテキストの世界を飛び出し、YouTubeチャンネル運営にトライしたのか。理由は3つある。

1.5Gの登場で、動画視聴が当たり前の世界になりつつある

 5G通信が普及すると、スマートフォンでの動画閲覧の速度は爆発的に上がる。通信速度の高速化のみならず、4Kや8K動画などの超大容量データでさえ扱われる時代になる。しかも場所を選ばすに、だ。また、最近は在宅勤務をしている人も多く、動画の視聴回数は増えている。さらに、ビジネス情報を得るためにYouTubeを視聴する人も多い。おそらくテキスト情報に比べてわかりやすいからだろう。

引用元:新型コロナウイルス感染拡大に伴う動画視聴行動の変化とネットワークへの影響の初期分析を公開しましたhttps://www.webdino.org/updates/blog/202004250122/
引用元:WebDINO Japan ブログ記事

 また、Google検索では、ユーザーは欲しい情報を動画かテキストか気にせず探しに行く。企業にとって、もはやYouTubeは無視できないプラットフォームであり、「動画はいいや」とのんきに構えていられない時代になっている。

2.「SEOのプロ=ファベルカンパニー」と思い出してもらえる存在でありたい

 エンタメ系YouTuberと言えば、「はじめしゃちょー、ヒカキン、すしらーめん 」。教育系YouTuberと言えば、「マナブ、中田敦彦のYouTube大学、ホリエモン」。

 では、SEOと言えば……?

 ファベルカンパニーがYouTubeチャンネルを開設した最も大きな理由がこれ。「SEOのプロと言えばファベルカンパニー!」と視聴者や企業側にいの一番で思い出してもらい、親近感をもってもらうためである。テキスト情報では伝えにくい“社風や文化”を、社員のキャラクター性を通じて伝えられるのが動画であろう。

3.SEOやコンテンツマーケティングについて、継続的に発信する企業が少ない

 「2020年は多くの人がYouTubeに参入してくる」と言われているものの、それは個人や芸能人の話で、企業の動きはまだ遅い。エンタメや教育、ファッションやコスメなどの領域には既にたくさんの先駆者がいるが、SEO関連の動画を調べてみると、上級者向けやSEOマニアに向けたものが多く、基礎知識を伝えるものが意外に少ないことが判明。また、チャンネル運営で目立つのは、個人やアフィリエイト事業者で、企業が運営しているチャンネルは少ない。よってチャンスは十分にあると判断した。

ファベルカンパニーのYouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」
ファベルカンパニーのYouTubeチャンネル「ミエルカチャンネル」

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この記事の著者

中山 彩歌(ナカヤマ アヤカ)

ファベルカンパニーのインターンで東洋大学2年。専攻はマーケティング。趣味はロードバイクでサイクリングすること。ミエルカチャンネルを2020年4月に開設し撮影・編集を一手に担当している。2019年7月から個人で「サイクルガジェットチャンネル」を運営中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/07/29 16:29 https://markezine.jp/article/detail/33536

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