Vpon JAPANは、旅マエ(※)での広告接触者が、実際に訪日したかどうかを可視化するサービス「訪日検証マップ」の提供を開始した。
※ 旅行者が旅行前に下調べをする期間を指す言葉。
同サービスは、台湾・香港などのアジア向け集客プロモーションの後、広告接触経由(広告閲覧および広告クリック)で実際に日本に訪問したかどうか、またどの地域に訪問したかが地図上で確認できるもの。これにより、中長期的なターゲットユーザーの策定、訴求コンテンツなどの見直しを行いながら、次のプロモーションの計画に活かすことが可能だ。
同サービスを活用した、沖縄観光コンベンションビューロー2019年12月の実例においては、旅マエの広告クリックユーザーのうち1.7%が日本へ実際に訪問。そのうちの7.5%は沖縄に訪問したという結果が出ている。
沖縄は台湾人を中心に訪日客からも人気の観光エリアだが、時期の偏り(夏が繁忙期、冬が閑散期)や場所の偏り(本島だけでなく石垣島など離島への誘導)が課題となっていた。その対策として、昨年の12月に実施された冬シーズンの離島へのプロモーションでは、訪日客のインサイト分析から集客までを実施し、結果として広告接触者が沖縄の地図上に可視化された。
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