ウェザーニューズは、気象データとテクノロジーの活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決するWxTech(ウェザーテック)サービスにおいて、気象IoTセンサー「ソラテナ」の法人向け販売を開始した。
昨今、企業のDX化が進み、気象情報や観測データをビジネスの課題解決に取り入れたいというニーズが高まっている。また、IoTデバイスの発達にともない、より安価でリアルタイムに現場の観測データを入手したいという声も少なくない。同社はこれらを背景に、同センサーを開発した。
同センサーは、気温、湿度、気圧、照度、紫外線、風向、風速、雨量の8要素を1分毎に観測。従来の気象観測機よりも小型・軽量・省電力かつ、データ通信にはIoT向けのSIMを用いているため、全国の幅広いエリアで利用可能だ。また、クラウド上で保存される観測データは、APIで提供。観測データの切り出しや分析が自由にできるため、業務分析や売れ筋商品の調査、マーケティングへの活用が可能なほか、アプリケーションやシステムへの組み込みも実現できる。
同センサーの活用シーンとしては、ビジネスデータと組み合わせたマーケティング分析に加え、工場やビルなど作業現場における強風・強雨対策や、ゴルフ場などの屋外レジャー施設や教育機関での熱中症対策のほか、ドローン物流における安全運航、農作物の生育管理などが想定される。
なお既に、農作業ロボット・管理システムの開発を手がけるレグミンが、同センサーを導入。農場の風速をリアルタイムに把握することで、農薬散布の可否判断および作物の成長記録に活用している。
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