ファストマーケティングは、ウェビナー視聴に関する実態調査を発表。以下、一部内容を紹介する。
会社員の7人に1人がウェビナー参加経験あり
事前調査で、2,404名の会社員に2020年に入ってからのウェビナー参加状況を聞いたところ、14.6%が参加経験があると回答。およそ7人に1人が参加していた。パソコンやスマートフォンさえあれば、場所を問わず視聴できるウェビナーは、情報収集の手段として普及しつつあると見られる。
ウェビナーに参加するのは「業務に役立つ情報を知りたい」から
ウェビナーに参加する目的で最も多かったのは、「業務に役立つテクニックや技術を学ぶ」で37.9%、次いで「業界や世の中のトレンドを知る」(35.9%)、「製品やサービスの情報収集」(35.0%)だった(※複数回答可)。
ウェビナーを通じて何らかのノウハウや知識を得ることで、仕事に活かしたいというニーズが多いことが伺える。また「気分転換や空き時間の有効活用」を理由に上げる回答者も、一定割合見られた。
1ヵ月あたりのウェビナー参加頻度は?
ウェビナーに参加する1ヵ月あたりの平均的な頻度は、「1~2回」が63.2%で最も多かった。また「3~4回」(25.1%)、「5~6回」(7.7%)、「7回以上」(4.0%)と、36.8%の回答者は少なくとも月に3回以上はウェビナーに参加しているようだ。
ウェビナーは参加が容易なため、従来のオフラインセミナーよりも参加頻度が高まっていると見られる。展示会などもオンライン化が進んでいる現在、今後もこの傾向は続くことが予想される。
7月以降、ウェビナーに取り組む企業が増加
直近3ヵ月で、ウェビナー開催に関する情報が増えたと感じている回答者は74.0%に上った(※「感じる」「やや感じる」の合計)。4月~6月はテレワークへの対応など急な環境変化に追われていた企業も、7月以降はオンライン施策を中心に攻めの姿勢に転じていることが伺える。
「ウェビナー疲れ」を感じ始めたビジネスパーソン
ウェビナー開催に関する情報が多く、「選ぶのに疲れてしまった」「面倒に感じている」割合は70.4%となった(※「よくある」「ときどきある」の合計)。メールによるウェビナー案内など、「ウェビナーの情報過多」が伺える。
【調査概要】
調査主体:ファストマーケティング
調査対象:事前調査で2020年に入ってからウェビナーに参加したことがあると回答した20~50代の会社員 351名
調査期間:2020年9月14~15日
調査手法:インターネット調査
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