LINEは、同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、男性アイドルグループの総合ランキングと人気グループのファン層について57万人に調査し、その結果を発表した。
2020年の男性人気アイドルグループ1位は「嵐」
2020年の男性人気アイドルグループでは「嵐」が1位となり、2019年の調査に引き続きの首位となった。続いて2位は「TOKIO」、3位は「EXILE」がランクインし、どちらも2019年の調査と同順位という結果となった。
男女ともにすべての年代で「嵐」が1位 10代・20代以降で差が
次に、男女年代別で集計。その結果、男女ともにすべての年代で「嵐」が1位を獲得し圧倒的な人気があらわれる結果となった。
2位以降の男性の結果を見てみると、「TOKIO」「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」がどの年代でも共通して上位にランクインしていた。その中でも10代と20代以降ではランキングの傾向に違いが見られ、10代では10代では「BTS(防弾少年団)」や「ヒプノシスマイク」がランキングに入っていた。一方、「TOKIO」や「EXILE」は男性の20代以降に人気が高いことがわかった。
女性は全年代で共通して嵐以外でTOP10入りしているのは、「King & Prince」「BTS(防弾少年団)」のみとなった。年代ごとに好きなアイドルグループの違いが見られ、特に10~20代と30代以降で違いがあった。
今回の調査で特徴的だったのは「ヒプノシスマイク」の人気だ。10代女性では「嵐」に次いで2位、20代でも6位と、若い女性を中心に非常に人気が高く、男性10代でも5位にランクインした。
人気No.1「嵐」を徹底解剖
嵐は圧倒的に女性ファンが多く、どの年代にもファン層がいるが、10代は比較的少なく、20代以上のファンが多いことがわかる。中でも50代以上が約4割を占めている。
男女ともに「大野智」が人気No.1で、特に男性40、50代以上に人気という結果となった。続いて男性2位、女性3位は「櫻井翔」で、10、20代からの人気が高かった。女性2位には「相葉雅紀」がランクインしており、40、50代以上に支持されていた。
男性3位、女性4位は「二宮和也」で、男性10、20代中心に人気があった。男女ともに5位は「松本潤」がランクインし、男性よりも女性に支持され、特に女性40、50代以上に人気があった。
「嵐」が好きな理由について調査。結果、男女ともに「メンバーそれぞれに個性がある」が1位となった。
注目グループ「ヒプノシスマイク」、人気の理由は「楽曲」
声優×ラップを融合させた新感覚プロジェクトで注目を集めている「ヒプノシスマイク(ヒプマイ)」は、年代別ランキングでも10代女性2位という人気グループだ。ファン層は、女性の割合が約6割と高く、若年層の10、20代のファンが多く約6割を占めている。
男女別に人気のメンバーを調査。結果、男女でランキングの上位の顔ぶれに大きな違いが見られる結果となり、18のキャラクター、メンバーがいるので割合も分散していることがわかった。
男性1位はオオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」のリーダーでお笑い芸人の「白膠木簓(ぬるで・ささら)」がランクインし、「伊弉冉 一二三(いざなみ・ひふみ)」「山田 一郎(やまだ・いちろう)」と続いた。
一方、女性1位はシンジュク・ディビジョン「麻天狼(まてんろう)」の医療系の会社員の「観音坂 独歩(かんのんざか・どっぽ)」となり、「碧棺左馬刻(あおひつぎ・さまとき)」「飴村乱数(あめむら・らむだ)」と続いた。
男女別での「ヒプノシスマイク」が好きな理由については、好きな理由の第1位は「楽曲がよい」で男性では約5割、女性では約8割と女性のほうが顕著に楽曲推しとなった。
【調査概要】
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15~69歳の男女
実施時期:2020年9月2日~7日
有効回収数:571,691サンプル
集計対象:有効回収数の中から、ランダム抽出した男女15~69歳の男女50,000サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第1位または第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならないことがあります
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