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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

マーケティングとブランドのシアワセな関係 〜アフターデジタル時代に向き合うマーケターに向けて

大和証券グループのCONNECT大槻社長×オプト鈴木氏に聞く、新しいブランドの作り方

大和証券の資産×CONNECTならではの価値でブランドを創出

MZ:ブランド開発にあたって、両社ではどのような取り組みを行っているのでしょうか。

鈴木:現在はCONNECTが持っている価値や大和証券グループが持つ資産などの洗い出しを行い、その中からジョブ(片付けるべき用事)とバリュープロポジション(価値提案)を探し出しています。

大槻:我々もCONNECTならではの価値創造を常日頃から行うようにしています。まだサービスは柔軟に変えることができるフェーズだと考えているので、様々な部門のメンバーがいくつかの自主プロジェクトを進めています。そうすることで新しい機能やサービスの開発を進めています。

 もちろん、各部門がそれぞれの仕事に取り組んだほうが最適化も進みますが、現在は収斂するよりも発散すべきだと考えているので、様々な打ち出し方ができるよう新たな価値創造に勤しんでいます。

ポイント連携で加入者増加に成功

MZ:ブランド開発とは別に、CONNECTの利用者増加に向けたマーケティング施策も求められると思いますが、効果的だった施策はありますか。

大槻:一番効果が大きかったのはポイントサービスとの連携ですね。具体的には、ロイヤリティ マーケティング様が提供するPontaと連携して、ポイントをプレゼントするキャンペーンなどを実施しながら加入者を増やしていきました。

 証券口座を開設するのはどうしてもハードルがありますが、自分が普段使っているポイントサービスから株式投資をまずは始めてもらって、投資に対する親近感を持ってもらいたいという狙いがありました。また、投資に興味があっても、何をしていいかわからないという方に対しても、ポイントによる投資は入口として良いことがわかっています。

 今後はさらなる機会を提供できるよう、クレディセゾンの永久不滅ポイントなども対象にポイントによる投資も推し進めていきます。縛りなく様々なサービスとつなげることをCONNECTでは意識しています。そうすることで、新たな価値創造になるはずです。

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10年~15年先を見据えてブランドを作っていく

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マーケティングとブランドのシアワセな関係 〜アフターデジタル時代に向き合うマーケターに向けて連載記事一覧

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/12 08:00 https://markezine.jp/article/detail/34643

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