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「プレバト!!」水野氏、「カイタイ新書」中川氏が語る、習慣化を促すマーケティングと番組制作の共通点


言いたいことは、始めに持ってくる

 本ウェビナーには、セッション中たくさんの質問が集まった。ひとえに、水野氏の信条「手の内をすべてしゃべってしまう」に対し、「もっと本音が聞きたい」と聞き手の心が動いたからだろう。ここでは、ウェビナー運用にまつわる質問の回答をまとめた。

 まず、「定期的にウェビナーを視聴してもらうコツは何か?」の質問に対し、中川氏は「成長への実感を持たせること」とアドバイス。たとえば、スタンプラリーのように、ウェビナーを視聴した証を可視化する。その達成が、継続視聴のモチベーションになるのではないかと話した。

 続いて、「動画を見続けてもらうための工夫」には、水野氏が回答する。ポイントは、緩急と情報を見せる順番。水野氏は、視聴者を飽きさせないために、ゆっくりとしたナレーションと、そうでない場面を置くことで、テンポの良さを作ることがあるという。そして、届けたい情報は、流れよりも見せたい順に構成すると良い。動画を綺麗に締めるために強いワードを最後に持っていく気持ちや、大切なシーンの前に丁寧にフリを用意しておきたい気持ちはわかるが、それはあくまで作り手目線。視聴者が飽きない順番でつなぐことだけが唯一の正解だそう。

 また、「一番ためになる話は最後」と引っ張る方法もあるが、むしろその話を初めに持ってくることが必要だという。すると、終わりにはもっと良いものを用意したい意識が働き、結果としてコンテンツ全体のクオリティが高まるのだ。「編集時、最後に一番良い言葉があると、わざとそれを頭に持ってきて、これに勝てる言葉を再度取りに行く」と水野氏。テレビ番組を見る視点が変わる、ウェビナーとなった。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/01/18 15:18 https://markezine.jp/article/detail/35292

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