日本郵政、日本郵便と楽天は、3月12日、業務提携合意書を締結した。物流、モバイル、DXなど様々な領域での連携を強化していく。
また、日本郵政と楽天は、両社グループ間の関係を強化するため、日本郵政による楽天への出資を内容とする株式引受契約を締結した。
日本郵政グループは、全国を網羅する郵便局や物流のネットワークを基盤に、人々の生活に必要不可欠な社会インフラとしての役割を担っている。一方、楽天グループは70以上のサービスと1億以上の楽天会員を有し、独自の経済圏を形成している。
両社グループは、本資本・業務提携に基づき、顧客の利便性の向上、地域社会への貢献、そして事業の拡大を目的に、両社グループの経営資源や強みを効果的に生かしたシナジーの最大化を図る。
詳細を協議する業務提携概要
物流
・共同の物流拠点の構築
・共同の配送システム及び受取サービスの構築
・日本郵便及び楽天の両社が保有するデータの共有化
・新会社設立を含む物流DXプラットフォームの共同事業化
・RFC(楽天フルフィルメントセンター)の利用拡大及び日本郵便のゆうパック等の利用拡大に向けた、日本郵便・楽天両社の協力・取り組み
モバイル
・郵便局内のイベントスペースを活用した楽天モバイルの申込み等カウンターの設置
・日本郵便の配達網を活用したマーケティング施策の実施
DX
・楽天グループから日本郵政グループに対するDXに精通する人材の派遣
・楽天グループによる日本郵政グループのDX推進への協力
業務提携を目指した検討事項
金融
・キャッシュレスペイメント分野等での協業
・保険分野での協業
EC
・物販分野での協業
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