日本アドバタイザーズ協会、日本広告業協会、日本インタラクティブ広告協会の3団体は、デジタル広告の品質を認証する機関として「一般社団法人 デジタル広告品質認証機構(通称:JICDAQ)」を設立。4月1日より事業を開始した。事務所は東京・銀座に設置し、上記3団体より専務理事3名が着任し業務を執行する。
JICDAQは、2020年12月に設立が発表されていたもので、デジタル広告関連事業者の「アドフラウドを含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」に関わる業務プロセスの認証基準を制定し、それに沿った業務を適切に行っている事業者を認証、社名を公開する。
また、理念に賛同するアドバタイザーの社名も公開することで、アドバタイザーと広告業関係者が協働して広告品質の向上を目指す。
なお、同法人は米英を拠点とするデジタル広告の認証機構「TAG(Trustworthy Accountability Group)」とも提携し、TAGによって海外で品質認証を受けた事業者が簡易なプロセスでJICDAQ認証を受ける仕組みも導入する。
【概要】
一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)
代表理事:鈴木信二、業務執行理事:橋爪恒二郎 橋本浩典
住所:東京都中央区銀座 3-10-7 ヒューリック銀座三丁目ビル 8 階
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