Pangleを効果的に活用し、ユーザーを獲得する方法とは?
――では、ハイパーカジュアルゲームなどを提供するゲーム系広告主が、Pangleを活用してユーザーを獲得する際に気を付けるべきことはありますか。
最も重要なのは、CPIを5円~10円レベルの単位で削り続けることです。ハイパーカジュアルゲームのビジネスモデルの場合、1ユーザー当たりのプレイ時間は少なくても、継続率が数週間でも問題ないため、積極的な広告出稿でユーザーを継続的にゲームに呼び込んでいく必要があります。
ハードなゲームに比べると、どんなクリエイティブでも1ユーザーの獲得コストは低いのですが、その分LTVも高くはなりません。そのため、収益を大きくするにはCPIをひたすら下げていくことが重要になってきます。
――CPIを下げるためには、どのような工夫が必要になるのでしょうか。
多くのディベロッパーは広告のクリエイティブを頻繁に変更し、より低いCPIで獲得できるクリエイティブを模索しております。中でもPangleでは、ハイパーカジュアルゲームの領域において、プレイアブル広告によるCPIの改善に成功しました。
プレイアブル広告は広告の中で実際にゲームを一時体験することのできるリッチな広告フォーマットです。CPIを改善するだけでなく、ユーザーは実際にプレイをした上でダウンロードするため、流入ユーザーの質も高く、継続率の向上にもつながった実績のあるクリエイティブとなっております。
プレイアブル広告は、作成の手間や工数がかかるというボトルネックがこれまであったのですが、Pangleでは簡単かつ効率的にプレイアブル広告素材を作ることのできるツールを開発しました。
たとえば、 弊社で研究された様々な効果の良い広告素材のテンプレートを元にコード実装の手間なくクリエイティブを作ることのできる「インタラクティブテンプレート」や、すでに他の媒体社様で利用されているプレイアブル広告をPangle用に自動変換できる 「アダプションツール」機能などが代表的です。
これにより、プレイアブル広告を気軽にご活用いただけるような機能を充実させました。
ストレスのない広告体験の設計が収益化のカギ
――プレイアブル広告の活用がユーザー獲得には欠かせないフォーマットになっているんですね。では、広告の収益化を最大化するためには、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。
ハイパーカジュアルゲームは課金での収益金がほとんどありません。そのため、広告収益を上げなければ、マーケティングに活用するための収益金を得ることができなくなります。そのためカジュアルゲームでは広告出稿と同じくらい、広告でのマネタイズ戦略を考える必要があります。
Pangleでは「動画リワード広告」「インターステイシャル動画広告」、静止画やバナーのような「ネイティブ広告」と大きく3つのフォーマットを用意しております。ただし、広告を入れるだけで簡単に収益につながるわけではありません。特にハイパーカジュアルゲームは、ユーザーのライフサイクルが短いため、短期間でいかにストレスなく多くのユーザーに広告を視聴してもらうかが重要になります。
広告を考えなく多く入れてしまっては、ユーザーのストレスになるためユーザーの離脱率を上げる要因となってしまいますし、広告をゲームの中のセッションが少ない場所に設置したり、広告の配信数を少なくしたりすると、継続率は上がっても収益にはつながりません。
そのため広告の設置箇所や配信頻度のテストを繰り返し、適正なものにしていく必要があります。