動画視聴とエンゲージメントでプロダクトを用意
――フルファネルでのアプローチが可能とのことなので、ブランディングとダイレクトレスポンスに分けてどのような広告プロダクトがあるかうかがいます。まずブランディングに関してはいかがでしょうか。
田村:ブランディングに関しては、動画視聴を促すものと、ユーザーを巻き込んでブランドに対するエンゲージメントを高めるものの2つに分かれます。
前者に関してはインフィード広告がメインで、予約型や運用型で様々な配信方法を用意しています。課金形態も高関与商材で商品・サービスの理解を促したければCPVやCPC、とにかくリーチを広げたければCPMなどを使い分けていただくことが可能です。さらに1日1社限定でアプリ起動時と最初のインフィード広告枠が表示されたときに配信できるTopViewや、起動して最初のほうのインフィード広告枠に優先的に配信できるOne Day Maxといったメニューも存在します。
後者に関しては、ハッシュタグチャレンジやブランドの世界観をARなどで体感できるブランドエフェクトなどが存在します。ブランドエフェクトでは、ARで靴を試着したり、メイクの疑似体験をしたりすることも可能になっており、イベントが実施できない今、オンラインでイベントを実施したいといったご要望に対するソリューションとして活用いただくことも増えています。
また、TikTokではクリエイターを起用したキャンペーンも非常に人気です。我々はクリエイターのマネジメントは行っていませんが、広告主様や広告代理店様と世界中のクリエイターをマッチングするプラットフォーム(TikTok Creator Marketplace)も提供しています。
ダイレクトレスポンスではTikTok以外の配信先も活用
――では、ダイレクトレスポンスに関してはいかがでしょうか。
市原:コンバージョンを目的としたダイレクトレスポンスの場合は、インフィード広告をoCPMという入札方式で配信することが多いです。oCPMはシステムがコンバージョンもしくはアプリインストールに至る可能性が高いと判断したユーザーに配信を最適化する仕組みとなっています。
さらに、ビジネス形態や目的によって、配信をカスタマイズすることが可能です。たとえばゲームアプリのお客様であれば、ローンチ直後で新規獲得をしたいのか、それとも既存顧客や休眠顧客のリテンションを促したいのかで、配信戦略も変わってきます。運用型広告では、クリエイティブフォーマットや配信方式で調整することが可能です。
また、TikTok以外のプレースメントとして、BuzzVideoやモバイル広告プラットフォーム「Pangle」も用意しています。それぞれユーザーの特性が異なるので、これらにも予算配分を行うことで、効果を最適化することが可能です。