Spotifyは、ポッドキャスト番組の企画・制作・配信に関するトレーニングやサポートを提供する次世代クリエイター育成プログラム「Sound Up」を国内で実施すると発表。2021年6月29日(火)より専用サイトで受講希望者を公募する。
同プログラムは、様々な課題に直面するコミュニティや少数派の人々の声をポッドキャストによって世界へ届け、多様性のある社会の実現を目指す目的で2018年にスタート。これまでにアメリカ、イギリス、ドイツ、スウェーデン、オーストラリア、アルゼンチン、インドなどで実施し、それぞれの国や地域で対象となるコミュニティの中から参加を募ってきた。
今回、日本で「ジェンダー格差」が社会的な課題として認識されていることを背景に、同プログラムでは女性音声クリエイターを育成。「自分らしく生きたい」と考える女性が自身の考えや価値観を発信する独創的なポッドキャスト番組を生み出すサポートを行う。
同プログラムでは、審査を通過した10名にノート型パソコンやWi-Fiデバイス、マイク、ヘッドフォンなど、制作や編集作業に必要な機材を提供。2021年9月27日(月)から計4週間・全8回の前期プログラムをオンラインで開催する。
2022年にも後期プログラムを実施し、最終的にはSpotifyによる製作費出資のもと、受講生が企画した番組のパイロット版を制作。パイロット版のうち優れた作品は、Spotifyオリジナルまたは独占配信番組として世界のリスナーへの配信が検討される。
なお、同プログラムの企画・運営を担当するファシリテーターには、2021年3月に実施された「JAPAN PODCAST AWARDS」において大賞を受賞した「味な副音声 〜voice of food〜」のパーソナリティを務めるフード・エッセイストの平野紗季子氏と、2020年に大賞を受賞した「歴史を面白く学ぶコテンラジオ」のパーソナリティを務めるBOOK代表取締役の樋口聖典氏が就任。相談役として受講生をバックアップしていく。
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