「ググる」から「タグる」、そして次の検索は「アカる」へ!?
まとめると、若年女性はInstagramを「モノやコト起点で、自分に合うヒトやブランドを探せる検索プラットフォーム」と捉えているということです。
企業のマーケティング戦略においても、「商品やサービスがいかに素晴らしいものか」ではなく、「誰が話題にしているものか」または「どんな人が提供しているものか」という「Who情報」をいかに流通させるかが鍵になってきます。
20代女性にとって「Instagramきっかけで商品・サービスを購入する理由」として最も多かったのは「信頼できる人・好きな人がおすすめしていたとき」という調査結果(※2)もあり、「Who」に関する情報がいかに購買へ影響を与えるかを物語っています。
若年女性にリーチするためには、Instagram公式アカウントの運用はもちろんのこと、影響力のあるアカウントからのタグ付けや、相性のいいコミュニティ内でのUGCが重要になるでしょう。

若い世代の検索スタイルは「ググる」(Google検索)から、ハッシュタグで検索する「タグる」(ハッシュタグ検索)へと進化したといわれていますが、これからはアカウントで検索する「アカる」といった概念が広まっていくかもしれません。
この言葉が流行るかはさておき、「これからの時代はモノ・コトではなく、ヒトを軸にした検索対策を行う」というのは、間違いなくこれからのマーケティングにおいて欠かせない視点でしょう。
【調査概要】
(※1)
調査対象:事前調査でSNSを普段から利用すると回答した20~49歳男女725名(性別・年代別均等割り付け)/調査期間:2021年4月9日~10日/調査方法:インターネット調査
(※2)
調査対象:事前調査でSNSを普段から利用すると回答した15~49歳男女800名(性別・年代別均等割り付け)/調査期間:2020年9月18日~23日/調査方法:インターネット調査