転職×○○のクリエイティブで、高エンゲージメントを獲得
MZ:一見、転職と関連性の低そうなゲームの興味・関心でターゲティング配信すると費用対効果が合わないのでは、と思ったのですがいかがでしょうか。
小椋:配信ターゲットの幅を拡大するだけでは、高い効果は得られません。しかし、マイナビ様との取り組みでは、マンガや動画を活用したクリエイティブやRPG(ロールプレイングゲーム)風のクリエイティブを用意いただいたことで、高いエンゲージメントを獲得することができました。クリエイティブを興味・関心に合わせて制作いただいたことで、ターゲティングを拡大しながら獲得効率は下げない広告配信が実現したと考えています。
米原:興味・関心ターゲティングのほうが配信できる在庫量が多いので、「効果が低いのでは?」と偏見を持たずに、ドラマ系やゲーム系など様々なジャンルに対して広告配信を行ってきました。
その結果、ゲーム系とエンタメ系の興味・関心で配信ボリュームが多いことがわかったので、それらに関心のある方に合わせたクリエイティブに変更したところ、通常のクリエイティブに比べて2~2.5倍のエンゲージメントを獲得することができました。
一見転職とは縁遠い興味・関心の方に向けて広告を配信するので、きちんと利用者に歩み寄ったクリエイティブでメリットを伝えていくことが非常に重要だと感じています。
MZ:今回の取り組みで、Twitter Japanはどのような支援を行っていたのでしょうか。
澤田:Twitterは様々な領域に興味・関心の高い利用者が集まるため、ターゲティングとクリエイティブが合致して初めて高い効果が得られます。その全体設計を支援いたしました。
米原:毎月定例でミーティングを行っているのですが、ゲームアプリなど他業界の最新事例を紹介いただいていました。業界内の事例を案内いただいても二番煎じになってしまう上に、先ほど小椋さんから話があったように、転職サービスにとってTwitterはブルーオーシャンなので、新しい取り組みを積極的に行う必要があると考えていました。
CV数が4,000%増加
MZ:これらの施策によって得られた成果について教えてください。
米原:CV数が実施後4,000%増加し、CPIも大きく削減することができました。出稿額も右肩上がりで増加しており、顕在層向けの広告媒体よりも安価で、かつ継続率の高いユーザーが入ってきています。
社内でも、過去にTwitter広告を活用して上手くいかなかった経験があったために最初は効果に不安を感じていましたが、今回の結果で社内のTwitter広告に対する認識も大きく変化しました。
MZ:ここまでの成果が出るのは異例だと思うのですが、Twitterのお2人はこの結果をどのように捉えていますか。
澤田:今回の取り組みで転職アプリに関するプロモーションとTwitter広告の相性が非常に良いことがわかりました。元々不動産や新卒採用向けのアプリなどで上手くいっている実績があり、きっとマイナビ転職アプリでも相性が良いと仮説は立てていました。
今回マイナビ転職様の尽力によってこれだけの成果が出たので、提案が間違っていなかったと感じると同時に、まだ事例がない中でマイナビ様にチャレンジいただいたことを感謝しています。
小椋:我々と広告代理店さん、そしてマイナビ転職様が一体となって迅速にPDCAを回せたことがこれだけの結果につながったと思っています。我々は様々な企業様にTipsとHow toを共有しておりますが、ここまで徹底していただき、数字もきちんと改善されたことは珍しいです。