海外マーケティングのヒントを探る
ビッグデータ解析やアンケート調査、インタビューと様々なマーケティングリサーチ手法がある中で、それぞれにやはり一長一短があります。様々なマーケティングリサーチ手法の中で、家庭訪問調査というのは生活者の普段の生活ぶりを直接的に確認することができ、製品・サービスの使われ方やその背景にある生活者の考え方など深い気づきを与えてくれます。そして、深い生活者理解があったからこそ生まれた革新的な製品やサービスをいくつも目の当たりにしてきました。
一方で、コロナ禍において、最も実施することが難しいマーケティングリサーチの1つが海外渡航をして行う家庭訪問調査でもあります。もしかしたら、日本人が海外の生活者の家庭をフィジカルに訪問することができるようになるのは、何年も先のことになってしまうかもしれません。
だからこそ、そこにはイノベーションが求められます。今後も、コロナ禍の海外市場においても商品開発やマーケティングアクションにつながる生活者理解を、テクノロジーを活用して追求していきたいと考えています。
※1 Consumer Life Panorama(デモサイト)
日本の生活者はもちろん、日本にいながら海外生活者の家庭をバーチャルホームビジットできるウェブサイト型サービス。豊富な写真データを用いながら、「住環境」や「1日の生活の流れ」「スマホアプリの使い分け」といったターゲット像のプロファイリングを鮮明に描写する。12ヵ国500人に及ぶ世界の生活者がデータベースに登録されており、豊富な生活者情報をもとに商品・サービス開発をはじめ、マーケティングの諸施策の立案と実行を支援する。