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CV数を約4倍、EC送客率を約3.5倍に!阪急阪神百貨店がb→dashで実現したOMO/DX成果事例

 コロナ禍における生活者の行動変化への対応として、マーケティングにおけるOMOやDXの推進が加速している小売業界。関西を中心に15店舗(※2021年11月末時点)を展開する阪急阪神百貨店では、b→dashを活用することでOMOおよびDXを推進し、MA経由でのコンバージョン数約4倍、店舗からECへの送客率約3.5倍といった様々な成果を実現している。どのようにしてOMOおよびDXを推進し、これらの成果を創出することができたのか、同社OMO推進室の清水 浩介氏と阪急本店 OMO販売推進部の木下 真由美氏に詳細を伺った。

顧客の今に寄り添う業態を目指してDXを推進

MarkeZine(以下、MZ):OMOおよびDX推進に伴い、データマーケティングツールの導入をされたと伺いました。どのような経緯でツールの導入を検討したのでしょうか?

清水:近年、お客様の生活スタイルや購買行動が大きく変化していることを踏まえ、弊社内においても、リアル店舗、ECサイトともにデジタルを用いたお客様との接点をもっと増やしていこうという、OMOやDXの考え方が強くなってきました

阪急阪神百貨店 OMO推進室 デジタルマーケティング企画部 マネージャー 清水浩介氏
阪急阪神百貨店 OMO推進室 デジタルマーケティング企画部 マネージャー 清水浩介氏

清水:このOMOおよびDX推進の取り組みの1つとして、社内にあるECと店舗の顧客データ、売上データ、ECサイトの訪問データといったデータを活用することで、よりお客様に満足いただけるサービスを提供したいと考え、マーケティングオートメーション(MA)やデータ統合ツール(CDP)の検討を開始しました。

 たとえば、お客様にお届けするメッセージのパーソナライズも実現したいことの1つです。これまで以上にお客様一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションを実現するため、本格的に着手したいという想いがありました。

ツール選定基準は「データ統合から施策まで一気通貫」

MZ:ツールを選ぶにあたり、どのような基準がありましたか?

清水:ツール選定においては「統合したデータを、複数のツールに連携することなく、分析から施策までを一気通貫で実現できるかどうか」という点を重視していました。

 弊社の場合、店舗においては顧客データや売上データが店舗ごとにあります。またECサイトにおいては「阪急のコスメ、フード、ファッション、メンズ」そして「阪神」「ギフト」と合計6つのカテゴリに応じたサイトがあり、それぞれで受注データやサイト訪問データが存在します。そのため、これらの大量のデータを統合する必要がありました。

 また、店舗やECのデータを統合できたとしても、データの活用先であるメール配信やLINE配信、ECサイトへのポップアップ表示、データ分析といった機能がツールごとにバラバラに分かれてしまっていると、ツールごとにデータのつなぎ込みが必要になってしまい、その分手間や工数がかかってしまいます。そのため、なるべくデータの統合から分析や施策の実施まで一気通貫で実現できるツールを探していました。

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「ノーコード」「つなぎ込み不要」でリソースを大幅削減

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/12/13 12:00 https://markezine.jp/article/detail/37595

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