10月22日、TikTok For Businessは、過去に実施されたTikTokインフィード広告の中から、TVCMやWeb CMなどの横型動画を縦型に変換したときに効果が高かった広告の特徴を分析し、「TikTok広告クリエイティブTips 〜縦型動画編〜」として公開した。
同レポートでは「A:縦型広告の編集パターンについて」「B:その他のテクニックについて」の2テーマに分けて解説されている。ここでは、その一部を紹介する。
縦型広告の編集パターンは「縦型に切り出し」が効果的
横型動画を縦型広告に編集する場合、以下の3パターンに大きく分類できた。
- 縦型に切り出し
- 横型の段積み(2段もしくは3段)
- 横型(上下に別素材)
※カットに応じて異なるパターンを組み合わせたミックス素材もある。
上記、縦型動画の3パターンにおける「6秒視聴率」と「エンゲージメント率」の平均値を算出し、その数値と横型広告をそのままインフィード広告に出稿した「横型(上下のスペースに黒み)」の平均値を比較した。
結果、「1.縦型に切り出し」の手法で編集した広告動画の効果はより高く、横型動画(上下のスペースに黒み)に比べて、6秒視聴率が391%、エンゲージメント率は923%と9倍以上だった。
そのほかの調査結果も含めてまとめると、最も効果的な横型から縦型への編集パターンは「縦型に切り出し」、次に効果的な編集パターンは「横型(上下に別素材)」、最後に「横型の段積み」となった。
“「縦型切り出し」動画にテキスト追加”でエンゲージメント率4倍に
その他のテクニックについて、広告動画の編集パターンを決定した後、以下の3つのポイントについて微調整することで、さらにパフォーマンスを高めることが可能になる。
- 「縦型切り出し」動画の中に、テキストを追加
- 「横型(上下に別素材)」は上にずらして配置
- 動画を編集し直す場合は、冒頭を人物から始める
なかでも、縦型切り出し動画の動画内にテキストを追加した場合、テキストを追加していない動画に比べて、6秒視聴率が269%、エンゲージメント率が408%になっており、高い効果が期待できる。
【関連記事】
・TikTok、広告代理店向けに「クリエイター活用アイデアブック」を公開 目的に沿うフォーマットを紹介
・テレビCM素材をTikTokで流した場合の広告効果は?【TikTok For Business調査】
・TikTokが「ミレニアル世代白書」を発表/6割以上は「スマホがないと生きていけない」
・約5割が「1分以上の動画はストレス」と回答【TikTok For Business調査】
・TikTokとBASEが提携を発表、 集客・販促を円滑化するプラットフォーム連携視野に