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2021年LINE最大規模!業界初、アサヒ飲料が話題のNFTを活用したキャンペーンをレポート

 注目が高まっているNFT(Non-Fungible Token)は、マーケティングの領域にもインパクトを与えそうだ。この春、正式にNFTの総合マーケットプレイス「LINE NFT」をローンチするLINEでは、NFTをキャンペーンの景品に活用する取り組みが始まっている。昨年末、アサヒ飲料が飲料業界で初めてLINEのNFTを活用したデジタル景品を採用し、「LINEで応募」で実施したキャンペーンについて取材した。  

1,100万人の友だちを有するアサヒ飲料のLINE公式アカウント

MarkeZine編集部(以下、MZ):デジタルアートが約75億円で落札されるなど、昨年からNFT(Non-Fungible Token)に関する話題の熱が高まっています。そのような中、LINEは独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤としたNFTを活用し、同社のキャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」の景品としてデジタルアイテムを提供。2021年末にアサヒ飲料が実施したキャンペーンでこのデジタル景品が採用されました。今回はこのキャンペーンについて、アサヒ飲料 マーケティング本部 宣伝部に所属する松丸さんと、LINE OMO販促事業推進室の江田さん、嶋田さんにお話を伺います。

(左)アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 宣伝部 松丸りか氏(※所属は取材時のもの)(中央)LINE株式会社 OMO販促事業推進室 室長 江田達哉氏(右)同社 同室 SP Planningチーム 嶋田幸菜氏
(左)アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 宣伝部 松丸りか氏 ※所属は取材時のもの
(中央)LINE株式会社 OMO販促事業推進室 室長 江田達哉氏
(右)同社 同室 SP Planningチーム 嶋田幸菜氏

 まずは、マーケティング戦略におけるLINEの位置づけについて。アサヒ飲料は、かなり早い段階からLINEを積極的に活用されてきた印象があります。

松丸:はい。2015年にアサヒ飲料のLINE公式アカウントを立ち上げまして、現在1,100万人の方が友だち登録をして下さっています(2022年2月時点)。多様なメディアを取り入れている中で、LINEは主に「販促プラットフォーム」として扱っていますね。また、リーチできる規模の大きさから「リーチメディア」として、データを蓄積できることから「データプラットフォーム」としても活用しています。

江田:アサヒ飲料様は、いち早く販促領域におけるLINEの可能性に気付いて下さった企業様です。たとえば、2019年に、当時松丸さんが担当されていた「カラダカルピス」で「LINEマイレージ」を活用した大規模キャンペーンを展開したことがありました。商品のパッケージにあるQRコードをLINEで読み込むとポイントが付与され、期間中に集めたポイント数に応じてLINEポイントをプレゼントするというものです。

2019年12月実施のキャンペーン「カラダカルピス マイレージキャンペーン」
2019年12月実施のキャンペーン「カラダカルピス マイレージキャンペーン」

 こういったキャンペーンの形は、今でこそよく見かけますが、当時としては新しい試みでした。2019年当時、恐らく多くの企業様にとってLINEは「マスメディア的にリーチできるデジタルメディア」という位置づけにあったと思います。そんな中、売り上げに直結する販促施策でLINEにポテンシャルを見出し、このキャンペーンにトライして下さったのがアサヒ飲料様だったのです。

松丸:懐かしいですね(笑)。現在の1,100万人規模になるとやはりライトなユーザーも多くなってはくるのですが、ロイヤルユーザー化することを目標に、過去のキャンペーンや配信データを活かして、1to1のコミュニケーションを続けています。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2022/02/28 09:00 https://markezine.jp/article/detail/38244

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