現場マーケターの負担にならない「データ活用」とは?
Web接客2.0は、データを活用してWeb接客を実現するもの。しかし、肝心のデータ活用については、多くの企業がその重要性を認識しつつも、なかなか実行に移せていないのが現状である。経営者層の視点では、データ活用を推進できる人材の不足、組織間の連携不足などの課題が、実際にデータを扱う現場の視点では、リソース(人・予算)の不足や施策増加によるデータ管理の複雑化、費用対効果が見えないことなどの課題があることが調査からわかっている。
「現状ある企業の課題を踏まえると、今本当に必要とされているのは、ECマーケターの負担にならない費用対効果の高いデータ活用であると言えます。そこで、Web接客2.0では、普段からECマーケターが活用しているECカートシステムのデータに着目しました。ECデータを活用しWeb接客を自動化することで、ECマーケターの負担にならない形でWeb接客を実現し、新たな価値を生み出していくのです」(奥田氏)
データ活用による自動化で、一人ひとりに寄り添った接客を実現
ギブリーでは、ECに特化したWeb接客オートメーションツールとして「SYNALIO EC(β版)」を開発。データ収集からデータの統合・分析、データ活用までを一気通貫で行える機能を搭載し、2022年4月にリリースを予定している。
たとえば、データ収集においては、ECカートシステム上の顧客データ、売上データ、商品データを取り込むことが可能。加えて、Web接客ツール「SYNALIO」や、LINEマーケティングツール「LIBERO」、ビデオ接客ツール「VIRTUAL STORE」との連携が可能なほか、実店舗とのデータ連携に向けて開発を進めているそうだ。データ分析においては、F0/F1/F2のユーザー数、準ロイヤル/ロイヤルユーザーの数、それぞれの転換率の推移などを自動で出力し、ダッシュボードで簡単に見られるようになっている。
「SYNALIO ECの最大の特徴は、最も成果に繋がる施策を簡単かつスピーディーに実行できる点です。通常CRM・MAツールなどは導入に時間がかかりますが、SYNALIO ECはECに特化しているので、発注から最短1ヵ月というスピードで導入いただけます。また、成果が出やすい“鉄板施策”のテンプレートを多数搭載しており、わずか3クリックで施策を実行できるので、知見やノウハウがない方でもしっかり活用いただくことができます」(奥田氏)
そして今、ギブリーではWeb接客2.0を実現した先にある「Web接客2.x」についても議論が交わされているという。
「本来人がやるべきは、1to1で人に寄り添った接客です。Web接客2.0を導入することで、この1to1の接客により力を入れられるようになるはずです。弊社は、1to1の対人Web接客を可能にするツールもご提供していますので、Web接客にご興味のある方は、ぜひご相談いただければと思います」(奥田氏)