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第二創業を掲げる良品計画。2030年に向けて無印良品が目指す「感じの良いオンライン」とは?

 第二創業を掲げるにあたり、100年後のより良い未来の実現に向けて、企業理念を再定義した良品計画。2021年7月には、2030年までのビジョンを描いた中期経営計画も公表している。この中期経営計画の中で、ひとつのキーになっているのが「感じの良いオンラインの実現」だ。無印良品が目指す「感じの良いオンライン」とは、具体的にどのようなものなのか? 第二創業の中で良品計画に入社し、ECやデジタルサービスの企画開発に携わっている山内氏、西原氏、篠原氏の3人を取材した。

第二創業の中で入社した3人を取材

MarkeZine編集部(以下、MZ):はじめにみなさんの自己紹介からお願いします。

(左)株式会社良品計画 EC・デジタルサービス部長 山内智裕氏(中央)同社 同部 デジタルサービス課長 西原俊輔氏(右)同社 同部 ネットストア課 篠原佳名子氏
(左)株式会社良品計画 EC・デジタルサービス部長 山内智裕氏
(中央)同社 同部 デジタルサービス課長 西原俊輔氏
(右)同社 同部 企画課 篠原佳名子氏

山内:私は2021年4月に良品計画に入社し、同年の9月からEC・デジタルサービス部の部長を務めています。前社でも同様に小売の領域でデジタルの推進に従事していました。

西原:山内と同じ部署でデジタルサービス課の課長を務めています。私のチームは、デジタルを活用した新規サービスの開発、また既存の店舗サービスにおけるデジタル活用の推進を主な役割としています。実は、山内とは中途入社同期で、入社月まで同じなんです。無印良品が好きで、かつ「より便利で使いやすい、新しい顧客体験を」という同じ志を持って入社しており、これをデジタルで形にしていけたらと考えています。

山内:現在、良品計画は第二創業を掲げていることもあり、新しい社員がたくさん入ってきています。以前から無印良品を支えてきたメンバーと、新しく入ってきたメンバーが融合していくことを目指し、日々チームで動いています。

篠原:私も同じくEC・デジタルサービス部の中にある企画課に所属しています。企画課は、EC、デジタルサービス、OMOなどあらゆる領域で、デジタルを活用した施策の企画を行うチームです。中でも私は、サービスデザインやユーザーコミュニケーション設計、UI/UX改善に取り組んでいます。良品計画には2022年1月に入社し、その前はグローバルSNS企業や大手飲食企業でマーケティングに従事していました。

MZ:みなさんが所属されているEC・デジタルサービス部が、いわゆる「デジタルマーケティング」を担う部署になるのでしょうか?

山内:本当に名前の通りなのですが、ECの売上を上げていくこととデジタルサービスの開発・強化が我々の役割です。また、無印良品のアプリ「MUJI passport」の国内外への展開も主導しています。

 良品計画には「マーケティング」という部署が存在しません。マーケティングという言葉は使わないにしても、たとえば「お客さまを知る」ことは、全ての部署でそれぞれが行うべきことですよね。その意味でも、全社の中で代表してマーケティングを行う部署はないのです。

篠原:マーケティングは、基本的に顧客と市場の理解につきると思います。お客さまと本気で向き合い、市場の大きさや動向を調査して科学する。これは、マーケティングの部署がなくとも当たり前に行っていることです。どの部門もお客さま視点で物事を考えているので、すごく良い組織だなと感じています。

2030年に向けて目指すは「感じの良いオンライン」の提供

MZ:良品計画は、2021年7月に2024年までの中期経営計画を発表。その中で「第二創業」を掲げられています。この第二創業におけるEC・デジタルサービス部の基本方針をお聞かせください

山内:第二創業には2つの大きなミッションがあります。1つは、創業以来ずっと提供している基本商品群やサービス群にさらに磨きをかけていくこと。適正な価格で、誰にとっても使いやすい商品・サービスを提供することが大きな目標です。もう1つは、国内外問わず、無印良品の店舗を地域のコミュニティセンターのような存在にしていくこと。出店スピードも加速させており、それぞれの店舗とお客さまのつながりを強くしていくために、様々な取り組みを行っています。

 この第二創業の中で、我々がデジタルの領域で目指しているのが「感じの良いオンライン」の提供です。現在約10%であるEC売上を2030年までに30%まで伸ばすという数字の目標も掲げていますが、我々はデジタルだけでサービスの開発や改善を考えるようなことはありません。人の温もりや店舗の良さなど、「オフラインの温かみを融合させたデジタルサービスの提供」を重要視しています。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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2022/06/07 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39025

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