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織田浩一の近未来マーケティングガイド

第8回 YouTubeの次にくるソーシャルビデオサービスを探る


ネット上のストリーミングサーバーから素材をゲットする「Snapse」

 Jumpcutのソーシャルビデオ編集の概念をもう一歩推し進めたのが「ad:tech」でもデモを行っていた「Snapse」である。

「Snapse」 

 こちらはReal Playerをベースとしたオンラインビデオ編集サイトだが、最大の特徴は、さまざまなストリーミングサーバーから、ビデオの気に入った部分だけを選び、それらをつないで音声ファイルなどをのせることで、1本のビデオをつくる点だ。

 Jumpcutがサイト上にアップロードされたビデオクリップを使ってビデオ編集を行うのとは、ここが大きく異なっている。Snapseでは、いわばオンラインのストリーミングビデオをすべて編集用ビデオ素材と見てしまおう、という考えでつくられているのである。

特定の人とのビデオ共有に使える「SyncVue」

 上記2つのサービスは、ビデオクリップを多くのユーザーと共有する点に、その特徴がある。最後に紹介する「SyncVue」は、プロがビデオ制作ソフトを使って作成した映像を、遠隔地にいるスタッフに確認してもらう場合などに利用できる。つまり「特定の人とのビデオ共有」である。

「SyncVue」

  面白いのは、音声通話ソフト「Skype」を使って、自分のコンタクトとビデオファイルを共有・同期させることでビデオの共有を実現しているところ。従来のP2Pなどのビデオ共有サイトやソフトと違って、特定の人との共有が可能になっている。

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ソーシャルビデオの2つの方向性

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この記事の著者

織田 浩一(オリタ コウイチ)

デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。 広告・メディアビジネスコンサルタント。米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近では有力ブログをネットワークするAgile Media Networkの立ち上げに関与した。監修書に「テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0(Joseph...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2008/03/12 14:42 https://markezine.jp/article/detail/399

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