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織田浩一の近未来マーケティングガイド

第9回 メディア・エンターテイメント業界の逆襲なるか? ~USから見る2007年のメディア事情~


「ネットとメディアの融合」という言葉が語られて久しいが、USではようやくその兆候が、ではじめてきたのではないだろうか。 変化の激しいネット業界、2007年は「メディア・エンターテイメント業界の台頭」がひとつキーワードとなるかもしれない。

YouTube旋風が吹き荒れた2006年

 もう、今年も終わりということで2006年をまとめ、2007年を占うような時期に入っている。2004年はブログの年、2005年は行動分析型ターゲティングの年、という風に2006年を一言でいうなら「ビデオの年」といえるだろう。

 YouTubeなどビデオ共有サイトや各種のビデオサイトの躍進があったので、これは当たり前に聞こえるかもしれないが、このオンラインビデオの普及とともにネット媒体・広告業界で変化が起きているそれは一言でいえば、「エンターテイメント業界の逆襲」とでもいえるのではないだろうか。

 2005年ぐらいまでのネット業界でトップ企業と言えば、Yahoo!、Google、MSN、AOLと言ったネット専業企業がまずは上がっていたと思う(AOLはタイムワーナーを買収したので専業と呼ぶには多少抵抗があるものの、AOLの力が強かったのでこういわせていただく)。

 しかし、20世紀FoxやFox Channelなどを傘下に抱えるNews Corporationが2005年にMySpaceを買収してから、News Corporationは一気にネット業界の一角を占めてしまったようだ。そして、オンライン視聴率調査会社ComScoreによる2006年11月の総ページビューの比較では、MySpaceがついにトップの米Yahoo!を抜かしてしまった。

月ごとの米Yahoo!と米MySpaceのトータルページビュー

 News CorporationはMySpaceの他の後にもゲームサイトのIGNやスポーツサイトScout、カラオケサイトkSoloやニュースアグリゲーター、Newrooなどを次々と買収し、ネットメディアの拡充に動いている。

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この記事の著者

織田 浩一(オリタ コウイチ)

デジタルメディアストラテジーズ社代表、アドイノベーター編集長。 広告・メディアビジネスコンサルタント。米シアトルを拠点とし、欧米の新広告手法・メディアテクノロジー・IT調査・コンサルティングサービス、記事執筆、講演を行っている。最近では有力ブログをネットワークするAgile Media Networkの立ち上げに関与した。監修書に「テレビCM崩壊~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0(Joseph...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/01/09 12:34 https://markezine.jp/article/detail/529

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