凸版印刷は、同社の「クラウド型ID認証プラットフォーム」を、博報堂プロダクツとメディコム・トイの模倣品対策ソリューション「du-al.io(デュアルドットアイオー)」に提供した。
クラウド型ID認証プラットフォームは、商品情報の提供や真贋判定のほか、収集データを活用した不正流通の監視などを可能にするサービス。一方のdu-al.ioは、リアルな製品にスマートフォンがかざされるとNFCとNFTが連携し、対象製品の真贋判定を可能にするソリューションだ。凸版印刷は今回、ハイセキュリティタイプのNFCタグと真贋判定機能をdu-al.ioに提供する。
メディコム・トイは、同社が製造・販売するクマ型ブロックタイプフィギュア「BE@RBRICK(ベアブリック)」にdu-al.ioを実装。対象製品の右脚部分に凸版印刷のNFCタグを内蔵し、消費者がスマートフォンをかざすことで正規品の判定を可能にする。これにより、模倣品がもたらす市場損失やブランド棄損のリスクをはじめ、正規品と誤認して購入する消費者側への悪影響を回避する狙いだ。
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