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CCCマーケティング総研、2022年7月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表　

2022/09/13 15:45

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　CCCマーケティング総研は、2022年7月の「産業動向レポート」および「産業天気予報」を発表した。

　同総研は、CCCマーケティングの有するデータやアセットを基に、生活者の意識調査などを行う機関だ。今回のレポートは、CCCマーケティングが提供する家計簿アプリ「レシーカ」のレシートデータと、同総研の研究員による企業への調査結果を組み合わせて作成。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、外食、百貨店、ショッピングセンターの小売7業界における生活者動向と見通しを独自にまとめた。

　コロナ禍当初は都心部、特にオフィス街の利用が落ち込み、業績が悪化したコンビニエンスストアだったが、2022年以降は堅調な動きで推移している。

　コロナウイルス感染者数の増加は、生活者のコンビニエンスストアの利用スタイルを変えた。その結果、冷凍食品の売上が拡大。外食店コラボなどの高価格帯の商品を展開するコンビニエンスストアの冷凍食品は、スーパーマーケットやホームセンターなど他の業態とは異なる形で定着してきている。

　一方、食品以外の商品ジャンルを強化する動きも見られる。セブン-イレブンでは、ダイソーの商品を展開することにより生活雑貨ジャンルを強化。コンビニエンスストアの生活雑貨ジャンルは緊急時に対応するための商品が多かったが、ダイソー商品の導入により日常的な利用への対応を強めている。対抗するローソンでは「無印良品」の取り扱いを開始。他の企業との差別化を図る。ファミリーマートでは、デザイナーの落合宏理氏がデザインした衣料品の新しいプライベートブランド「コンビニエンス･ウェア」を立ち上げた。同社のカラーを使用したデザインソックスが話題化し、ヒット商品となっている。