CCCマーケティング総研は、2022年5月の「産業動向レポート」および「産業天気予報」を発表した。
同総研は、CCCマーケティングの有するデータやアセットを基に生活者の意識調査などを行う機関だ。今回のレポートは、CCCマーケティングが提供する家計簿アプリ「レシーカ」のレシートデータと、同総研の研究員による企業への調査結果を組み合わせて作成。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、外食、百貨店、ショッピングセンターの小売り7業界における生活者動向と見通しを独自にまとめた。
レポートによると、2022年5月は全国で行動制限のないゴールデンウィークとなり客足は大幅に増加。その結果浮上した人員不足の問題に、配膳ロボットの導入など、少ない人手でも営業できる体制構築を進める動きが出始めた。
外食店ではレジ・精算業務の機械化に加え、オーダーの人的接触を抑制する動きが拡大。大型店舗はもとより小規模店においても、利用者がQRコードを読み込んで自らのモバイル端末からオーダーする「セルフオーダーシステム」を採用する店舗が増えてきた。
急速に店舗数を拡大しているのが「無人餃子販売店」「無人弁当販売店」だ。無人販売に関しては安全性に懸念があったが、事前登録制を採用するなど、安全な商品提供が維持できる仕組みづくりが進んでいる。
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