表示回数・順位・クリック数の正しい数え方
次に、Googleサーチコンソールのクリック数や表示回数がどのようにカウントされるのかを解説した。Googleの検索結果は、検索キーワードによって表示の仕方も大きく変わっている。「実際にページを見てみると、『どうカウントされているのかわからない』と答えるサイト運営者も少なくありません」と青木氏は語る。
表示回数
表示回数のカウントは基本、検索結果にURLが表示されたら1カウントとなる。しかし、はじめに表示される画面には、スクロールしなくては表示されにくい5位から10位も、表示回数1としてカウントされる。「またURL毎にカウントされますが、1検索結果で重複したURLはカウントされません」と青木氏。実際の例を用いて解説していく。

上記の場合は、下記3点がそれぞれ1カウントされる。
・https://www.seohacks.net/blog/10910/
・https://www.seohacks.net/blog/10910/#i-6
・https://www.seohacks.net/blog/10910/#1
ちなみに、この場合はすべて同じ順位として数えられる。また下記のような、クリックすると展開される検索結果の場合は、クリックされ、検索結果に表示されることで1カウントと数えられるのだ。

順位
続いては、順位だ。基本的には上から順に付与され、PC画面などで右に表示されるサブ部分は、その次にカウントされる。カルーセル状になっている部分は、一律同じ順位が付与。そしてSEO担当者が気になるのが、次の図に示したリッチスニペットの順位だろう。

「強調スニペットは基本、最初に表示されるので1位でカウントされます。判断が難しいのはリッチスニペットでしょう。リッチスニペットの『よくある質問』は、クリックされ表示された際に順位カウントされ、上記の図は1位でカウントされます」(青木氏)
クリック数
最後に、クリック数の正しいカウントについても把握しておきたい。基本は、Google プラットフォーム外に遷移するクリックがカウントされる。しかし、一度クリックして再度検索結果に戻り、その検索結果内で再度クリックしてもカウントはされない。当然、リッチスニペットなどを開くためのクリックもカウントされない。