凸版印刷は、ビジネス向けメタバースサービス基盤「MiraVerse(ミラバース)」の新機能として「MiraVerse Core(ミラバースコア)」の提供を開始した。
同機能は、Webサイト上で企業の商品や空間を3Dデータで再現。利用者に対して自由な視点・組み合わせでのバーチャル体験を提供するとともに、手軽に正しい情報を伝達し購買意思決定をサポートする。
具体的に、製品の設計図や3D計測・色彩計測などの正確な3Dデータを用いて、凸版印刷の色再現技術や3DCG技術をWebサイト向けに最適化。Webサイト上で臨場感あふれる空間を再現できる。
またWebサイト表示のため、専用デバイスや専用アプリケーションが不要で、スマートフォンやタブレットにも対応している。
さらに、専用の管理サイトで3Dデータを一元管理することが可能となる。商品変更の際も、管理サイト上のデータを更新すれば完了する。加えて専用のJavaScriptプログラムを利用できるため、簡単にWebサイトに組み込むことが可能だ。3DデータへのアクセスもAPIとして提供されるため、外部のシステムと連携したサービスの構築も行える。
なお同機能の本格提供に先がけて、LIXILの玄関ドア・窓の3Dシミュレーション「TOSTEM Digital Simulation」で採用されている。
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