【事例紹介】「ELLE SHOP」のPinterestアドキャンペーン
MZ:Pinterestアドの具体的な活用事例としては、どんなものがあるのでしょうか。
石井:雑誌「ELLE(エル)」の公式オンラインショップ「ELLE SHOP」では、2022年9月30日から11月13日にかけて、Pinterest上でショッピングアドとCVキャンペーンを並行して配信しました。
ショッピングアドでは、ECサイトを運営する企業が商品画像・商品名・価格・在庫情報といったカタログデータとのフィード連携で、簡単にプロダクトピンを自動生成し広告としてそのまま配信することが可能です。ユーザーにとっても気になった商品の価格や在庫情報が一目でわかり、そのままECサイトに飛ぶこともできるので、スムーズな購買体験を提供できます。
石井:ELLE SHOPの場合は、新規顧客様へのリーチおよび購買への貢献、ROAS向上を目的としての取り組みでした。Pinterestのユーザーは情報感度・ファッションへの興味関心が高く、ELLE SHOPとの相性が良いと考えられることから、配信に至りました。
本キャンペーンではアクトアライク(類似行動オーディエンス広告)、リターゲティング、インタレストターゲティングなど複数のターゲティングを組み合わせて配信。複数のアドクリエイティブのA/Bテストも回しながら、効果の悪いクリエイティブは停止し新たに追加することで、より最適化がかかりやすい状況を作りました。
新規率は2倍! フルファネルのカスタマージャーニーに有効
MZ:今回の施策によって、どのような結果が得られたのでしょうか。
石井:まず、新規購買率の高さが挙げられ、獲得したCVのうち新規の割合が、他プラットフォームの広告と比較して高い結果となりました。またCTRが相対的に高く、なおかつ Pinterest から流入したユーザーは滞在時間も長くなりました。
実際にELLE SHOPからPinterestアドならではの成果として、「これまでリーチできていなかった層がいることを数字で実感できました。他の広告プラットフォームでも成果は出ていますが、Pinterestは特に新規率が高いので、今後も目的に合わせて使用していきたいです。また、埋もれてしまっていた雑貨への反応が良かった点など、Pinterestならではの新しい気づきもありました」との声もいただいています。
MZ:最後に、今後の展望について教えてください。
石井:新しいアイデアに挑戦することに前向きなユーザーが多いPinterestは、企業にとって潜在顧客に効果的にリーチし、エンゲージメントを築き、販売促進につなげる場として役立てていただけます。またフルファネルのカスタマージャーニーのターゲットが可能ですから、認知獲得だけでなく売り上げを生み出す場所としても有効です。
特にファッション・フード・ホーム・ビューティーはトップカテゴリーの一つであり、今後これらの分野のブランドにおいて新規顧客や既存顧客へのさらなるマーケティング活動にPinterestの活用が期待できます。私たちは今後も、出会いから購入までをフルファネルで体験できるポジティブなプラットフォームを目指し、様々なアップデートを行いながら事業を拡大していきたいです。