SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

BtoBマーケティングの開拓者たち

【決定版】ウェビナー施策を成功に導くためのTips(企画・運用・集客編)

【ウェビナー運用のTips】いつ実施するのが正解?

 無事にウェビナーの企画が固まったら、次に考えることは運用方法です。実際、ウェビナーをよく実施している企業からは「何曜日に実施するのが良いでしょうか?」といったご質問をよくいただきます。この質問への回答に、いくつかデータを交えて紹介します。

開催は週の半ばが吉。月曜は避けるのがベター

 週初めの月曜日はバタバタすることが多いので、火〜木曜日までの週の半ばがおすすめです。これは米国のWeb会議システム「GoToMeeting」による調査データですが、これによると曜日別のウェビナー参加率は火〜木曜日に集中しています。特に月曜日は、申し込んでいたものの欠席率も高くなっているので避けたいところです。

開催時間は、午前がおすすめ

 同じく米国のWeb会議システム「GoToMeeting」による調査データによると、午前10時、11時に人気が集中しています。始業後の一段落したタイミングで、自分の仕事時間を確保しやすい時間帯なのかと思われます。月に30本近くのウェビナーを実施している私の感覚値では、13時頃も同様の人気があるように思いますが、いずれにしても夕方以降は避けたほうが良いでしょう。

 もちろん、toC向けの不動産投資ウェビナーであれば平日の昼間は避けるべきですし、対象となる層に応じて設計することが大事です。

開催は複数日程を用意しよう

 これは声を大にしてお伝えしたいのですが、開催が1日ほどしかないというのは機会損失です。みなさんも「参加したいと思ったウェビナーの日時に既に予定が入っていて都合がつかなかった」という経験をお持ちではないでしょうか。

 実際に当社のデータでは、同じ内容のウェビナーで、単一日程と3日ほどで募集をした際の申込率には倍近くの差がありました。開催日程が増えるほど申込率が上がるというのは当然のことなのですが、実際に複数日程を用意できない企業も多く見られます。

ライブにこだわらない。録画配信でも成果に差はない

 そして複数日程開催のネックになるのが運用工数です。複数日程開催するとなると登壇者の拘束時間を始め運用負荷が重くなってしまい実現できないという声は多いです。ですが、翻って自分が参加者視点に立ってみてください。日程が合わずに参加できないウェビナーがあったとき、「アーカイブ公開してくれないかな」と思いませんか? 1対Nのウェビナー配信の場合、双方向性はそこまでないので、参加者からするとライブ配信も録画配信も、得られる情報に大きな差を感じていません。

 実際に当社のデータでは、ライブ配信と録画配信で比較してみると、参加率、アンケート回答率、滞在時間にさほど差はありませんでした。一度配信したウェビナーの録画を配信するだけですので、運用負荷も少なくすみます。録画配信を使った複数日程の用意は強くおすすめしたい手段です。 

次のページ
【ウェビナー集客のTips】ウェビナーに参加したきっかけは?

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
BtoBマーケティングの開拓者たち連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

堅田 遼(カタダ リョウ)

株式会社Bizibl Technologies 最高収益責任者
京都大学 経済学部 卒業後、不動産業界特化SaaSを提供する株式会社いえらぶGROUPに新卒入社。新規法人営業部責任者を務める。 2021年よりウェビナーマーケティング事業の株式会社Bizibl Technologiesに参画し、最高収益責任者に就任。 BtoB業界で活躍するマーケターをゲストに迎え、ウェビナー活用について徹底ディスカッションするプログラム「THE WEBINAR」...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/01/24 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40807

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング