1月23日、西日本電信電話(以下、NTT西日本)、京阪ホールディングス(以下、京阪HD)、日本電信電話(以下、NTT)、NTTデータは、大阪府の京橋駅周辺エリア(以下、京橋エリア)で「AIを活用したまちづくり」の実証実験開始を発表した。
同取り組みは、スマホアプリ「みんなのスマートシティ(以下、みんスマ)」を通じて京橋エリアに人を滞留させる施策を企画し、市民参加型コンテンツとして提供。京阪HDの商業施設や商店街の滞留人口の増減を「みんなのまちAI」で分析・予測し、さらなる滞留人口の増加による、まちの活性化を目指す。
今回、次の2つの実証実験を行う予定。
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センサーレスでのまちの可視化・分析
NTT西日本が開発した、まちの分析・可視化・未来予測プラットフォーム「みんなのまちAI」を利用し、まちのデジタル化コストの削減を目指す。 -
市民がまちづくりに参加しやすくなるための仕組みづくり
NTTとNTTデータが開発中のまちづくりアプリ「みんスマ」を利用し、市民がまちを自分事にしたり、楽しみながらまちのために行動したりできるかを検証。
両実験を組み合わせることで、スマートシティの実現に必要なデータを、まち(構造物)のセンサーからではなく、人(市民)のリアルデータから取得することを目指す。
また、「みんなのまちAI」に「みんスマ」で取得したまちの詳細なリアルタイム情報やカメラ画像のAI解析にて得た情報を取り込むことで、より精度の高い予測を行い、次の企画に反映することで更なる滞留人口の増加を図る。
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