パシフィックコンサルタンツは、ヤフーとビッグデータソリューションの共同開発を推進するパートナー契約を締結。ヤフーが提供するデータソリューションサービスにおける「ソリューションパートナープログラム」に参画した。
その第一弾として、両社では検索データ×人流データを活用した、観光地や集客施設等における来訪・非来訪の実態・要因把握サービスを開発する。
同サービスは、パシフィックコンサルタンツが保有する観光・交通・まちづくりやビッグデータ処理技術を活用。そしてヤフーが保有する検索データと人流データ(個人の識別ができない統計データのみ)を分析することで、行政や観光業界、商業施設・イベント運営者等に対し、顧客分析サービスを提供する。
これまでの顧客分析サービスでは、興味を持っているが検索するだけの「非来訪客」の実態を把握することが困難だった。だが、同サービスでは検索データと人流データを紐づけて分析することで来訪に至らなかった原因や、代わりに来訪した場所を分析できる。
これにより、非来訪客の潜在的な需要の把握や提供を充実させるべき情報コンテンツの洗い出し、プロモーション戦略の検討や効果検証を、根拠を持って進めることが可能となる。
今後は、国土交通省に採択された「ビッグデータ活用による旅客流動分析実証実験事業」での活用を皮切りに、全国での実用化に向けて検討を進めていく。
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