2022年10月24日、Yahoo!広告のディスプレイ広告(運用型)の広告タイプ「レスポンシブ広告」のメディア形式「画像」にて、「アセット(複数素材)」の入稿が可能となった。同機能は「レスポンシブディスプレイ広告」という名称で提供される。
同機能は、複数入稿した画像や説明文などの素材をシステムで自動的に選び配信する広告。効果の良い素材が自動で選ばれるため、入稿作業・運用工数の削減、パターン増加によるクリエイティブの最適化が可能になり、広告効果の最大化が期待できる。
なお、レスポンシブ広告とは、テキスト、画像、動画、「もっと見る」などのボタンで構成する広告のこと。広告を表示するデバイスや広告掲載面に合わせて、さまざまな形式の広告を掲載できる。
レスポンシブディスプレイ広告の具体的な配信実績として、広告グループ内の構成を同機能にまとめて配信した結果、レスポンシブ広告と比較し、コンバージョン率(CVR/サービス会員登録をコンバージョンとする)は13%増、コンバージョン単価(CPA)は6%改善した。
同機能が推奨されるケースとして、広告数の制限や遷移先ページの出し分けなどが不要な場合などがある。一方で、訴求内容ごとに広告を作成したい場合などは、従来からある「固定」を選択して配信するレスポンシブ広告が向いている。これらは配信する目的に応じて選択可能だ。なお、両機能の違いと推奨ケースは以下の通り。
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