YouTubeとInstagramでリーチを拡大
──ワンメディアのお2人は、制作・編集時にどのようなことを意識していましたか。
香川:解説の整合性にはかなり気を配りました。せっかくプロが解説しているのに、損保の仕事としてリアリティがなくなってしまっては良くないので、大神田様と議論しながら整合性を高めていきました。
川中:制作時に意識していたポイントは3つあります。1つ目はリアクションを引き出すこと。大神田様からもあったように、人柄をしっかり見せたかったので、リアクションを大切にしていました。
2つ目は、専門用語を随所に出していくことです。保険のプロであることが伝わりますし、コンテンツのギャップやおもしろさにつながると考えました。
そして3つ目は、この動画が何の動画か冒頭で伝わるようにしたことです。YouTube広告でも配信するため、東京海上日動がゲーム内のリスクについて解説するゲーム実況動画であることが冒頭でわかるようにし、興味を引き付けました。
──今YouTube広告も配信したと話がありましたが、動画はどのようにしてリーチを拡大していったのでしょうか。
香川:YouTubeを中心に、Instagramにも広告配信を行いました。Instagramでは縦型のショート動画にして本編が見たくなることを狙いました。また、年齢でのターゲティングも行いました。
広告以外にも、カプコン様の公式Twitterアカウントからも動画について告知いただいたことで、モンスターハンターライズのファンから動画が拡散されました。
180万視聴を獲得、広告賞も受賞
──今回の施策によって得られた成果を教えてください。
大神田:今回の動画は、YouTubeで高い効果を獲得した動画広告を表彰する広告賞『YouTube Works Awards Japan 2022』にて「Best Target Reach部門」において部門賞を受賞しました。また、再生回数は3本の動画の合計で180万回以上、再生完了率は16.8%と高い数字を残せました。
その他にも、社内のミーティングで経営層が動画に関して言及したり、学生の方から「動画を見ました」という声が聞けたり、社内外で良い反響が得られました。
香川:YouTubeで広告配信をしても、3〜4分の長尺動画で10%程度が平均なので、再生完了率が16.8%というのはとても高いと思います。また、東京海上日動ならではの企画で興味を持って最後まで見てもらえたことが良かったです。
──最後に今後の展望を教えてください。
大神田:今後も保険の幅広さ、意外性、おもしろさに着目した取り組みに挑戦したいです。モンハン保険のあと、採用広報を目的として東京海上日動のInstagramアカウントを立ち上げました。その中で、「こんなところに損害保険!?」というシリーズの投稿では、酪農の一連の流れにかかっている保険や京都の寺社仏閣にかかっている保険など、「こんなところにも損害保険が!?」と意外性を持っていただける紹介を行っています。
