D2C、ドコモ会員基盤を活用した広告の提供開始
D2Cは、NTTドコモ(以下、ドコモ)が保有する約9,100万人の会員基盤を活用した新たな広告配信・分析サービスの提供を開始した。
D2Cは、NTTドコモ、電通、NTTアド3社による合弁会社。ドコモのメディアを中心とした広告事業を展開している。一方ドコモは、約9,100万人の会員基盤上で得られた基地局位置情報やドコモサービスの利用履歴、契約者情報などを横断的に解析し、ユーザー行動を可視化する「顧客理解エンジン」を提供している。
今回提供を開始したサービスでは、顧客理解エンジンの各種機能を活用している。具体的には、ドコモの基地局位置情報や緯度経度を基にした「エリア指定」や、訪れる人が多い場所をあらかじめドコモ側で登録した「訪問位置推定」によって、特定の場所に訪れたユーザーを捕捉。その人たちにターゲットに絞った広告配信を可能とする。
あわせて「ddsファンプロファイリング分析」も同時にリリースする。捕捉したユーザーとドコモの保有データを結びつけることにより、サービスの契約状況や趣味・興味嗜好、アプリ利用、往訪エリアなどの利用者特徴を具体的に可視化。広告配信後は、その広告のコンバージョンユーザーを基にした分析のみならず、潜在顧客の抽出や広告の拡張配信なども可能にする。
用途に合わせた画像素材をAIで生成
テキストから画像を生成するアプリ「AIピカソ」を提供するAIPicassoは、素材サイト「AI素材.com」をリリースした。
同サイトは、用途に合わせた画像素材をAIで生成。欲しい画像に近いものが検索結果に存在する場合は、当該画像の生成の際に使用された文章(プロンプト)を編集することで、似ている画像を生成できる。
今後は音楽・動画・3Dモデルなどの素材への対応や、画像を部分的にAIで編集するといったカスタマイズ機能も提供していく予定だ。
博報堂、ESG経営を支援するプログラムを開始
博報堂の全社横断プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」、博報堂グループのNoCompany、エッジ・インターナショナルは、人的資本経営をコミュニケーションの側面から支援するプログラム「HR-Branding for ESG」の提供を開始した。
同プログラムは3つの知見を掛け合わせ、パーパスを起点に採用コミュニケーションの強化から、インターナルコミュニケーションを通じた従業員のモチベーション向上および組織文化の醸成、投資家とのESG対話や対外的なPRまでをワンストップで支援。企業価値の向上や、ESG経営の推進を目指す。
具体的に、3つのコミュニケーションフェーズを通じて人的資本経営を強化する。まずHR(Human Resource)領域として、採用コミュニケーションを支援。AI技術を活用したSNSデータ分析手法によって訴求ポイントを把握し、戦略を策定する。
次に、ER(Employee Relations)領域ではインターナルコミュニケーションを支援。ワークショップや体験会などニーズに応じた戦略・施策設計を行う。最後にIR(Investor Relations)領域において、投資家へのESG情報開示を推進する。
