決済領域におけるマーケティング戦略支援を行う「電通キャッシュレス・プロジェクト」は、「生活者のキャッシュレス意識調査」を実施した。
90%以上がキャッシュレス決済の利用経験あり
はじめにキャッシュレス決済を利用しているかを尋ねると、95.3%が利用した経験がある(よく利用している、利用している、たまに利用、利用したことがあるの合計)と答えた。中でも「よく利用している(43.9%)」と回答した人が最も多く、4割を超えた。
また、直近1年間でキャッシュレス決済の回数が増えたかという質問に対しては、過半数(54.5%)が増えたと回答した。
「コンビニエンスストア」「ドラッグストア」ではモバイル決済が多い
次に、場所やサービスごとに決済手段を調査した。すると、カード決済が最も多いのは「旅館・ホテル・民泊(56.5%)」「百貨店・デパート(45.6%)」「専門店(42.3%)」「スーパー・ショッピングモール(30.8%)」だった。
一方、「コンビニエンスストア(37.6%)」や「ドラッグストア(31.6%)」ではモバイル決済の比率が高かった。「病院(64.2%)」「タクシー(50.7%)」「商店街(46.0%)」「飲食店(36.6%)」では、現金の比率が最も高い結果となった。
続いて決済手段を決めるタイミングを尋ねると、全体の過半数(57.6%)が「お店に入る前から」と回答。中でも「コンビニエンスストア(69.2%)」を利用する時が多かった。
キャッシュレス決済利用者は、お金の管理への意識が高い
最後に、お金の管理や貯蓄に対する意識を調べた。その結果キャッシュレス決済をよく利用する生活者のうち約7割が、「私はお金の管理が得意なほうだ(Aに近い、どちらかといえばAに近いの合計・68.4%)」と回答した。また「私はお金を貯めるのが上手なほうだ(Aに近い、どちらかといえばAに近いの合計)」と答えた人は6割以上(60.4%)であり、いずれもキャッシュレス利用者のほうが高い傾向が見られた。
【調査概要】
調査手法:インターネット調査
調査時期:2022年12月12日(月)~12月15日(木)
調査対象:全国20~69歳の男女500人(人口構成に基づきウェイトバック集計を実施)
調査会社:電通マクロミルインサイト
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