カスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供するReproは、Webサイト運営・管理者を対象に、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施結果を発表した。
Webサイト運営者の75%以上が表示速度の重要性を認識
Webサイトの表示速度に対する重要性について、76.7%が「重要性は強く認識している」「重要性はある程度認識している」と回答。Webサイト運用に携わる人間として、表示速度を意識しているという結果が見られる。
表示速度の改善がCVR改善・SEO対策では重要トピックに
CRO(コンバージョンレート最適化)に「積極的に取り組んでいる」と答えた人のうち、73.7%が表示速度の重要性を強く認識していると回答。さらに、SEOに「積極的に取り組んでいる」と答えた人のうち、71.6%が表示速度の重要性を強く認識している。
CVRやSEOが重要視されるWebサイトに携わる人にとって、表示速度の意識は重要事項であることが見て取れる。
約50%が今までに表示速度の改善について取り取り組んだことがあると回答
Webサイトの表示速度改善について、20.5%が「過去に取り組んだことがある」、29.6%が「現在、取り組んでいる」と回答。また、18.7%は「今後、取り組もうと考えている」と回答した。
表示速度改善は、Webのパフォーマンスアップを図るうえでスタンダードな施策となっていることがうかがわれる。
表示速度改善は70%以上の人が期待以上の成果を実感
Webサイトの表示速度改善に採用された施策が、成果をどの程度上げたかについても調査を行った。多くの施策において、「期待を上回る成果が出ている」「期待と同程度の成果が出ている」と回答した人が70%を超える結果となった。
なお、「CVRの改善」「SEO対策」「売上の改善」「リピート率の改善」といった領域ごとの成果状況の調査についても、70%以上の回答者が期待以上の成果を得ているという傾向は変わらなかった。表示速度改善施策は影響範囲が広く、かつ成功確度が高い施策であると考えられる。
約50%が表示速度改善のハードルは実装期間・運用工数と費用と回答
表示速度改善に関する施策の実装期間、運用工数や費用を調査したところ、実装期間においては約50%が「6ヵ月以上~1年未満」の時間を要したと回答。1ヵ月あたりの工数については、「50時間以上~100時間未満」「20時間以上~50時間未満」に回答が集中し、1ヵ月あたりの費用は「100万円以上~500万円未満」「40万円以上~100万円未満」に回答が集中した。施策ごとに特性はあるが、実施時には大きな負荷が発生する実態が明らかになっている。
【調査概要】
調査名:Webサイトの表示速度改善についての実態調査
期間:2022年12月12日~2022年12月14日
方法:インターネットアンケート調査
対象:消費者向け(to C)Webサイトの管理・運営に携わっている人(331名)
【関連記事】
・Repro、シナリオ機能(β版)提供開始 顧客のサイト内での行動に合ったコミュニケーションを実現
・プッシュ通知、若年世代ほど拒否傾向に/理由1位は「必要のない通知が来る」【Repro調査】
・ニュートラルワークス、「オウンドメディアコンサルティング」を提供開始 SEO対策や導線改善を支援
・そごう・西武が運営の「e.デパート」、ZETA SEARCH導入 検索機能の改善や利便性向上を実現
・ウェブ訪問者の3人に1人がフラストレーションを感じ、離脱が増加【Contentsquare調査】