NFTを駆使してファンコミュニティ形成
電通グループのR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」は、ハンディデジタル、SoudanNFT、灯白社、オシロ、シビラの5社と共同で、NFTを活用したファンづくり・ロイヤルティ形成における実証実験「絵師コレクション」を開始。Web3時代に向けたエンタメコンテンツ領域における、新しいファンエコノミーを模索していく。
同実験の第1弾として、テーマをもとに新作イラストを作成する共創コミュニティ「絵師コレクション」を開始。タツノコプロのキャラクター「ドロンジョ」を活用し新たなファンづくり・ロイヤルティ形成を目指す。
具体的には、参加イラストレーター(絵師)とファン、あるいはファン同士の価値共創を通じて、応援・貢献に応じた実績証明NFT(ロイヤルメンバーシップNFT)を配布する。さらに実績証明NFTを軸に、クローズドチャンネルへの参加やコミュニティで制作・出品したイラストにおけるオークション報酬の使用方法への投票といった、ユーティリティの還元をする予定だ。
なお同実験の開催期間は2023年1月23日から3月31日まで。Soudan NFT公式Twitterアカウントより配布される「メンバーシップNFT」の入手が参加条件となっている。
三井住友カード、Visaなどが実証実験を拡大
三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、日本信号、QUADRACは2022年5月より福岡市地下鉄において行っている実証実験の対象駅を、2023年3月27日の七隈線延伸開業に合わせ全3路線・36駅に拡大する。同実験は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用したVisaのタッチ決済による一体型改札機通過に関するもの。
また実験期間を2024年3月31日まで延長し、Visaブランド以外の決済ブランドへの対応も発表した。
さらに同実験におけるクレジットカードのタッチ決済利用者の傾向を、三井住友カードのデータ分析支援サービス「Custella」を活用し分析。
その結果、利用者の約8割は福岡県外の居住者で、首都圏や関西圏が特に多い傾向となった。また、性別に関わらず20代の利用が多かった。したがって、県外から福岡を訪問する若年世代を中心に普段利用する交通系ICカードではなく、チャージレスで利用できるクレジットカードを選択していることが考えられる。
さらに、旅行や移動関連・エンターテインメント・ショッピングモールなどを頻繁に使う人の利用も多いことがわかった。
