ZETAはChatGPTをはじめとするAIを活用し、ユーザーから投稿された口コミ・Q&Aの表現が適切かどうかなどを自動判定する「コンテンツチェック機能」を提供開始した。
近年EC利用率が増加傾向にある中、口コミ・Q&Aへの需要も高まりを見せており、さらなる利便性向上をめざして自社ECサイトにこれらの機能を実装する企業が増えている。
そんな中、ユーザーから投稿された口コミ・Q&Aの内容が、例えば他者への誹謗中傷、また景表法・薬機法で制限されている表現に該当しないかなどのチェックはこの先ますます重要になると予想される。一方で、今後チェック作業を人力で行うことはECサイト運営上のコスト増加につながる。
こうした背景をもとに、同社はレビュー・口コミエンジン「ZETA VOICE」のオプションサービスとして同機能の提供を開始した。
同機能を利用することで、「ZETA VOICE」の管理画面上でユーザーから投稿された口コミ・Q&Aの内容を自動でチェック。「他者への誹謗中傷」や「景表法や薬機法により制限されている表現」などに当てはまるような、適切でない可能性があるキーワードを判定することが可能となる。
判定事例としては以下のようなものが挙げられる。
誹謗中傷の可能性
「AレストランのBさんの対応が悪く不愉快な気持ちになりました。せっかくの美味しい食事が台無しで非常に残念でした。この店には二度と行きたくありません。」
薬機法違反の可能性
「このサプリを飲み始めて風邪を引かなくなった気がします。病気を治す効果があるのだと思います。オススメです。」
今まで目視で行っていたチェック作業の自動化を実現することで、企業側の運営面での負担軽減や見落とし防止が期待できる。
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