DXサービスを提供するSansanは、法人向け商品・サービスを提供する企業で自社のマーケティングに関わるビジネスパーソンを対象に「BtoBマーケティングに関する実態調査」を実施した。
全体の9割以上がBtoBマーケティングを重視
まずBtoB事業におけるマーケティングの重要度を尋ねたところ、「非常に重要だと思う(38.6%)」「やや重要だと思う(52.3%)」と、合計9割以上が重要だと回答。この傾向は、企業規模を問わず見られた。
BtoB事業でもマーケティングは重要だと答えた理由を調査すると、「売り上げ目標・予算の達成」「商圏を広げる」「プッシュ型の営業活動だけでは限界がある」が挙がった。
成果が出ている企業が注力するのは「マーケティング戦略の立案」
次に、BtoBマーケティングで実施している施策について質問した。すると、第1位は「展示会への出展(42.0%)」に。第2位は「Web広告(36.0%)」、第3位には「オフラインセミナー開催(30.8%)」がランクインした。
またBtoBマーケティングの成果について尋ねると、「十分な成果が出ている」と答えた対象者は13.0%にとどまり、8割以上が何らかの課題を抱えていることがわかった。
BtoBマーケティングの十分な成果が出ていると回答した人に注力している取り組みを問うと、トップは「マーケティング戦略の立案(36.8%)」だった。2位以降は「データ分析、レポーティング(35.9%)」「顧客データ、顧客リストの整備・更新(33.3%)」が続いた。
成果が出ている企業ほど顧客データベースを整備・活用
続いて、BtoBマーケティングの施策実施にあたり顧客データベースの整備ができているかを質問した。その結果、「整備できている」と答えた企業は24.3%。マーケティングの成果別に見ると、成果が出ている企業ほど顧客データベースの整備・活用が進んでいる傾向が見られた。
最後に、顧客データベースにおける望ましい状態を質問すると、第1位は「データの内容が正確(35.7%)」となった。第2位には「すべてのデータが一元管理できる(35.1%)」、第3位は「必要なデータを簡単に抽出できる(32.9%)」が入った。
【調査概要】
調査方法:オンライン上でのアンケート調査
調査地域:全国
調査対象:法人向け商品・サービスを提供する企業で自社のマーケティングに関わるビジネスパーソン900名
調査期間:2023年5月9日(火)~5月11日(木)
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