SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

イベントレポート

千葉ロッテ社長高坂氏とすがけん氏に聞く、スポンサーシップでエンゲージメントを生むために必要なこと

千葉ロッテにはWBCの盛り上がりを活かせるチャンスがある

 セッションの中では、2023年3月に開催されたワールドベースボールクラシック(以下、WBC)についても話があった。高坂氏は、今現在もWBCに関するトピックが取り上げられていることに対し「予想以上にWBCは大きく盛り上がった。千葉ロッテマリーンズはこの盛り上がりを活かすことができる球団の一つだと考えている」と語った。

 「千葉ロッテマリーンズからは佐々木朗希選手がWBCの代表選手として出場しました。準決勝では結果的に悔しい登板もあったが、これまでファンではなかった人も含めて大きく注目を集め、今後応援してもらえるチャンスが生まれました。それは僕らにとっても貴重だし選手も自覚している。WBCの盛り上がり活かしたコミュニケーションも設計していきたいです」(高坂氏)

 佐々木朗希選手の活躍によって、千葉ロッテマリーンズはスポンサーシップでも問い合わせが増えており、また提案自体もしやすくなっているという。

ストーリー、エンゲージメントについて考える前に大切なこと

 セッションの最後、平地氏は高坂氏と菅原氏にそれぞれに質問。高坂氏には今後のスポンサーシップに対する展望についてコメントを聞いた。

 「僕らとその周りにいるファンの方、スポンサーの皆さんが大切にしていることがリンクしたスポンサーシップは非常に高い効果が見込めるので、そういったスポンサーとの取り組みを増やしていきたいです。明確にリンクしていない、そもそも何を打ち出すべきか悩んでいるという方も、弊社の営業が課題を紐解くところから支援しますので、まずはお声がけいただければと思います」(高坂氏)

 そして、平地氏が菅原氏にセッションの感想についてコメントを求めたところ、ストーリーやエンゲージメントについて考える前に必要なことを菅原氏は語り、セッションを締めくくった。

 「エンターテインメントやコンテンツに関わる人間は、一人のお客さんが普段どう時間を過ごしているのか、何をすると喜びを感じるのか、どういったもの・ことにお金を使うのか考えることが重要です。そのお客さんのフィルターの中にスポーツが入るためにはどうすればいいのかを考え、試合以外のストーリーやコンテンツを作っていくと、より高いエンゲージメントが生み出せると思います」(菅原氏)

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/07/24 09:00 https://markezine.jp/article/detail/42731

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング