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【特集】事業フェーズ×組織規模で見る「BtoBマーケティング」

Chatworkに学ぶ成長期のマーケティング、変革を続ける戦略と変容する組織のあり方

施策の選択と集中を可能にし、さらなる成長目指す

──「Chatwork」という既存事業の成長を維持しながら、BPaaSというより広い領域を展開していくために、意識しているポイントがあれば教えてください。

 周辺事業プラットフォームを新規事業の軸にしていく構想は以前からありました。当初は新規事業と既存事業が一つの部署でしたが、既に100名以上の規模になっていました。これでは意思決定の速度が落ち、両事業のバランスを気にしすぎると思い切った成長ができません。そこで、今期から統括部門を分けて、施策の選択と集中を可能にしました。

 メンバーにはなるべく、自分の事業や業務を最適化するための方法に集中してほしい。バランスはマネジメントレイヤーが調整すればいいと思っています。極論ですが、部分最適を推し進めて上手くワークさせることが、当社の今のフェーズでのポイントだと考えています。

 バランサーとして私が意識していることは、中長期的な全体最適です。マーケティングのメンバーが短期的に見ると面倒で割に合わない業務をやらなければいけない状況だったとしても、それが来期の全社的なプラスにつながるのであれば、やったほうがいい。その目線を忘れないようにしていますね。

──最後に、今後の取り組みの展望について短期的な視点と中長期的な視点からうかがえますか。

 まずは中期経営計画をどれだけ確度高く達成するかが短期的な目標です。価値を高め、多くの方に使っていただけるプラットフォームとして中小企業のシェア圧倒的No.1を目指します。その先に、単なるビジネスチャットではなく中小企業のためのプラットフォームになる未来が待っています。「Chatworkが何の会社なのかわからない」と言われるくらい多様なニーズに応えられていることが、中長期的に見たときの理想かもしれません。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/09/21 09:45 https://markezine.jp/article/detail/43550

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