データビジュアライゼーションとは?
データビジュアライゼーションとは、数値のみでは確認しにくい変化や関係性、現象をグラフやチャート、図、表などを用いて表現することです。要は、データをビジュアル化してあげることで、数値の変化や差異を視覚的に瞬時に認識できるようになります。
社内でも社外でも、データを基に議論をしたり、プレゼンをしたり、コミュニケーションする場は幾度となくあるでしょう。そんな時、データビジュアライゼーションを取り入れると、データから読み解ける情報をわかりやすく伝えることが可能になります。
データビジュアライゼーションによる、メリットは大きく次の2つです。
1.受け手の認知コストを削減できる
データを視覚化し、情報を簡潔に伝えることで、受け手の認知コストを削減できます。 たとえば、売上の推移をただ数字で見せられても、受け手は頭の中でグラフを描き、傾向をイメージしなければなりません。この時、受け手には想像以上の負荷がかかります。既に実践されている方も多数いらっしゃると思いますが、変化を一目で理解できるグラフにすることで、受け手の認知コストを大幅に削減することができます。
2.受け手の信頼を得やすくなり、意思決定意欲の向上に繋がる
わかりやすく美しいグラフは、数値や文字だけの情報と比べて、受け手の印象に残りやすく資料全体の説得力を底上げします。伝えたいことをグラフデザインで適切に伝えることができれば、新たな提案を納得させる強い材料になります。
つまり、グラフのデザインは、信頼の獲得や、意思決定意欲の向上に直結していると言えます。
とはいえ、どんなグラフが良いグラフなのか、わかりやすいグラフとは具体的にどのようなポイントを押さえたものなのか、意外とよく考えたことがない方も多いかもしれません。次のぺージでは、データビジュアライゼーションの基本のキとして、優れたグラフの特徴を解説します。