SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

「LINEヤフー」が発足・サービス連携へ 横断プラットフォーム“Connect One”構想を発表

 Zホールディングス、LINE、ヤフー、Z EntertainmentおよびZデータは、グループ内再編に関する手続きを予定通り完了し、10月1日より「LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー。英文名:LY Corporation)」として新たに業務を開始した。

LINEヤフーのロゴ
LINEヤフーのロゴ。LINEとYahoo! JAPANに共通する重要な価値「ユーザーフレンドリー」「イノベーション」「テクノロジー」をキーワードとして、LINEとYahoo! JAPANの結束によるさらなる革新の創出を表現

 この発足に合わせ、LINEヤフーは2023年10月2日(月)にイベント「LINEヤフー BIZ Conference」を開催。統合後のマーケティング領域における戦略や、生成AIの活用などについて明かした。

池端由基氏
キーノートに登壇した、LINEヤフー株式会社 上級執行役員 マーケティング ソリューションカンパニー カンパニーCEO 池端由基氏

 マーケティング領域中心の主なトピックは次の通り。

あらゆる顧客起点を一気通貫させる「Connect One」構想

 「LINE公式アカウント」とLINEヤフーが保有する法人向けサービスを連携し、あらゆる顧客起点を一気通貫させ、LTVを最大化させるプラットフォーム「Connect One」構想を発表した。

「Connect One」構想

 「Connect ONE」構想は「LINE公式アカウント」がLINEヤフーが提供するすべての法人向けサービスの起点となり、LINEヤフーのタッチポイントで接触したユーザーのサービス利用情報をストック化し、集客から予約、購買、CRMまでを一気通貫で実現するというもの。

 これにより、広告主はLINE公式アカウントを開設するだけで、LINEヤフーに関連する法人向けサービスの利用を開始でき、LINEヤフーのあらゆるタッチポイントで企業の基本情報の掲載や、広告や販促キャンペーンなどを一元管理できるようになる。

 なお、LINEとヤフーのユーザーにおけるアカウント連携開始後、段階的にLINEとヤフーの法人向けサービスの企業アカウントの統合、LINE公式アカウントと各LINEヤフー法人向けプロダクトの連携を開始する予定だ。LINEとヤフーのユーザーにおけるアカウント連携は、10月4日以降に順次開始予定。その後、PayPayとのアカウント連携を2024年度中に開始するという。

チャット返信を生成AIで支援する「AI Prompt Manager」

 LINE公式アカウントにおいて、生成AIを活用してユーザーからの問い合わせに対する返信内容を提案する機能「AI Prompt Manager」のトライアル提供を10月18日から開始する。

AI Prompt Manager

 LINE公式アカウントに既に実装されているチャット機能「LINEチャット」では、LINE公式アカウントのオーナーと「友だち」になっているユーザーが1to1でコミュニケーションができる。

 同機能では、チャット上でのユーザーからの問い合わせ内容に応じて、生成AIがLINE公式アカウントのオーナー側で事前に登録したデータを参照し、返信案を自動で生成。これにより、自動生成された返信をそのまま送信、または編集して送信できるようになるため、返信対応にかける工数の削減を実現する。

 なお、文章生成にはOpen AIのAPIを利用。返信案の自動生成に利用されるデータ参照機能には、自社ホームページやQ&AなどのURLを事前登録することで、その中身を参照する機能のほか、商品情報やよくある質問などをテキストで登録できる機能などを搭載している。基本的な回答ルールや回答者のキャラクターもプロンプトとして設定し、生成する内容を調整可能だ。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/10/02 18:15 https://markezine.jp/article/detail/43656

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング