SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

生活者が選ぶ2024年 ヒット予想!キーワードは“新・手ざわり感”【博報堂生活総合研究所】

 博報堂生活総合研究所は、生活者が選ぶ2024年 ヒット予想を公開した。

 同調査は、生活者に対して今年世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなどを提示し、「2024年以降、ヒットしそう/話題になりそう」と思うかを調べたもの。「そう思う」「ややそう思う」という予想の強弱を反映するよう結果をポイント化したランキングと、ヒット予想の理由を分析しまとめた。

2024年 ヒット予想のキーワードは【新・手ざわり感】

 新型コロナウイルスが5類に移行してから、物価高騰という生活課題を引きずりながらも生活者がこの先も積極的に行動や生活範囲を拡大していく意欲や期待が見て取れる。

 ヒット予想の上位を見ると、社会インフラ的な技術/仕組み/制度や創意に富んだ価値を提供する商品・サービスに目を向けている。コロナ禍前の生活への単なる回帰ではなく、コロナ禍を経て進化したリアル体験を提供してくれるモノ・コトを求めていることがうかがえる。

“2024年 ヒット予想”ランキング(全体)

 以下、ランキングを分析した結果から導き出したキーワード【新・手ざわり感】を5つの視点から紹介する。

「快適なインターフェース」による、【新・手ざわり感】

 身近な決済が小気味よく進む快適さから「QRコード決済」が1位となった。行政サービスや地方などにもさらに広がっていくことが予想される。また、あっという間に文章が生成されていく新鮮さから3位には「ChatGPT(生成系AI)」がランクイン。「コンビニやスーパーの無人レジ」(8位)、「オンライン診療」(15位)、「電動キックボード」(29位)などもランキング入りを果たした。

「新鮮な光景」の体感による【新・手ざわり感】

 「国内旅行」(2位)、「夏祭り/盆踊り/花火大会」(3位)、「海外旅行」(7位)、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス」(18位)がランクイン。「インバウンド需要の復活」も11位にランクインしていることから、海外からの観光客も混じりあう様相も含め、旅行や人の集まるイベント、新しく開業する施設などを通じて新鮮な光景の体感が多くの人々の心を動かすと予想される。

「酷暑を乗り切る快適性」をもたらす、【新・手ざわり感】

 夏の酷暑への対処として、「日傘」が3位、「ハンディファン」が13位にランクイン。日傘は、「使ってみたら快適」との実感で男性の中でも広がりが見られる。また、一風変わった見た目ながら「空調服」(17位)も、快適実感により市民権を獲得してきている。芸能人がデザインを手掛けるものも見られるようになった。

「進化した自分に出会う」ことによる、【新・手ざわり感】

 自分と向き合い、自分の新たな可能性を広げる商品や行為として、「メンズ美容」(10位)、「ひとり○○/ソロ○○」(16位)、「リモート副業」(22位)などが注目を集めている。また、「睡眠の質を高める商品」(14位)もその1つとして考えられる。

「時間の質の変革」による、【新・手ざわり感】

 時間の質を変えるための様々なアプローチにも注目が集まる。「コンビニジム」(20位)は空き時間の活用、「TVer」(21位)は時間のシフト、「ほったらかし家電」(22位)や「耳をふさがないイヤホン」(25位)は時間の並行利用の需要からランクインしていることが考えられる。また、時間を効率的に使えるかを判断基準にした消費行動を指す「タイパ消費」も29位入っている。

【調査概要】
新聞・雑誌・Webなどから、今年、生活者が関心を示した、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツ、出来事などを収集し、うち80項目について調査
地域:首都圏、京阪神圏
手法:インターネット調査
対象:15~69歳の男女1,008人(有効回収数)
時期:2023年9月19日(火)~25日(月)
企画分析:博報堂生活総合研究所
実査集計:H.M.マーケティングリサーチ

【関連記事】
生活者が選ぶ2023年ヒット予想発表!キーワードは“攻めの安近短”【博報堂生活総合研究所調査】
高校生が好きなお笑い芸人、1位はサンドウィッチマン/ブレイク予想はさや香【LINEリサーチ調査】
高校生の流行予想、食べ物1位は「グミ」/トレンドを探す場はInstagram【LINE調査】
昨年度の新規CM出稿企業は267社/3年以上継続した広告主の翌年出稿率は約7割【博報堂DYMP調査】
コンテンツファン消費行動調査/リーチ力1位は鬼滅、支出喚起力1位はポケモンに【博報堂グループ調査】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/10/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/43926

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング