11月10日、博報堂DYホールディングスの研究開発組織「Creative technology lab beat(クリエイティブ・テクノロジー・ラボ・ビート)」(以下、beat)は、博報堂テクノロジーズが、beatの第一弾プロダクト「H-AI SEARCH」においてリスティング広告に続き、Yahoo!ディスプレイ広告(以下、YDA)向けの広告文の提供を開始したことを発表した。
beatは、クリエイティブ領域におけるAI技術の産学連携による学術研究からプロダクト開発、クリエイティブ業務のワークスタイル変⾰までを担う、博報堂DYグループ横断型の研究開発組織。
プロジェクトの第一弾である「H-AI SEARCH」は、検索連動型広告の広告文を自動生成し、広告配信効果を予測するソリューション。これまで手掛けてきた広告文に加え、世の中にある広告文を何千万というボリュームでAIに学習させる。それに広告の対象となる商品の情報を組み合わせることで、限られた文字数の中でより効果が高い広告文の提案をAIが行う。
これまで同ソリューションは、リスティング広告に特化したものだったが、配信できる広告媒体拡大のニーズから機能を拡張しYDAにも対応。ターゲットや掲載面を考慮した、適切な広告文の生成が可能になった。
拡張した新機能では、博報堂DYグループの大規模言語モデル(LLM)とChatGPTのAPIを活用しており、顕在層と潜在層の両方に向けた広告文生成ができ、情緒的な表現を取り入れてより効果的な広告文を作成する。
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