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【特集】「知らなかった」では済まされない、法規制とマーケティング

プラットフォーマーに聞く②TikTokが取り組み続ける「信頼できる広告環境」作りとは?

「コンテンツの情報開示設定」機能で関係性を明示

──TikTokでは企業とクリエイターのコラボレーションも活発です。いわゆるステマを排し健全な場を形成するために、どのような取り組みをしていますか?

 TikTokでは、動画コンテンツが商業的な性質であることを明確に示す表示を投稿に追加できる「コンテンツの情報開示設定」機能を導入しています。

 広告主自身のビジネスを宣伝しているか、企業などのサードパーティーに代わってブランドコンテンツを投稿しているかにかかわらず、TikTok上でブランド、製品、またはサービスを宣伝するコンテンツを投稿する場合は、必ずコンテンツの情報開示設定がオンに設定されている必要があり、適切な情報開示が表示されていない場合は動画が削除または制限されることがあります。

 コンテンツの情報開示設定をオンにすると、動画に含まれるコンテンツの種類を入力する必要があり、自身のブランドやビジネスを宣伝する場合は動画に「プロモーションコンテンツ」というラベルが表示されます。他のブランドまたはサードパーティーをプロモートするブランドコンテンツを投稿している場合は、動画に「プロモーション」とラベルが表示されます。TikTok上で自分が投稿した動画や他のクリエイターが作成したオーガニック投稿を広告としてプロモーションすることができるSpark Adsには「広告」というラベルが表示されます。

 また、コミュニティの安全性という意味では「コミュニティガイドライン」を定め、更新しています。コミュニティガイドラインに沿って、テクノロジーと人の力を組み合わせて、モデレーションを行い、96%以上の違反コンテンツを通報前に削除しました(2023年6月時点)。

 パーソナライズされたレコメンドシステムを使用した「おすすめ」フィードでも、ユーザーの年齢に応じて適切なコンテンツが表示される「コンテンツレベルシステム」を2022年に導入しました。加えて、ダイエットや過酷なフィットネス、不安を起こす内容など1本の動画としては問題なくても、繰り返し見ると問題が生じる可能性のあるトピックについて何度も表示されないようにしています。

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広告ポリシーチームがTikTokで情報発信

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2023/11/29 14:57 https://markezine.jp/article/detail/44194

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