撮影者、掲載者のマナーが問われる
肝心なのは、撮影するときの姿勢と、写真を掲載するときのマナーです。撮影の際も、マナーがなっていなければ、被写体に不快感を与えます。また、常識の範囲内で「撮影してはいけないところ」を撮影すれば、盗撮と呼ばれることもあります。
掲載も同様で、個人が特定される写真を、無断で一般の目に触れるような場所に掲載すれば、トラブルに発展する可能性は大きくなるわけです。とはいえ、被写体が嫌がる撮影・掲載をしなければ、あくまで筆者個人の経験からですが、大きなトラブルは避けられます。

いちいち、画面に入る人すべてに許可を求めるのは不可能です。撮影者のマナー次第で、被写体の対応も変わってきます。自分で、見知らぬ人物を撮影するときのルールを決めておくのもいいでしょう。参考例として、筆者のルール基準を挙げておきます。
ルール基準例
●原則として、明らかに特定の人物とわかる写真を撮影するときは、ひとこと、相手に断ってから撮影するように心がける
●スナップ撮影において、シャッターチャンスを逃さないよう、許可を得る前に撮影した。その写真を公開する可能性があるなら、できるだけ相手に許可を得る
●許可を得た場合でも、撮影された側にとって不利益になったり、不快に感じる表記や記事内容では掲載しない