インテージは、年末年始の意識と行動についての調査結果を公開した。以下、一部内容を紹介する。
年末年始の予算、2023年は前年から9,835円アップ
まず、年末年始の実家への帰省や国内旅行の予算を調査。全体では45,235円となり、2022年比で127.8%と大きく増加した。また、2021年と比べると153.7%となった。男女別で見ると、男性は47,625円と2022年より15,023円増加し、1.5倍近く伸びた。
2022年と比べ、実家へ帰省する人が増加
次に、年末年始の予定について尋ねた。すると、「旅行や帰省の予定はない(56.2%)」が2022年を6.5ポイント下回った。一方で「実家への帰省(18.5%)」は2.5ポイント上回る結果に。「国内旅行(日帰り)」「国内旅行(1泊以上)」はほぼ横ばいとなり、「海外旅行」を予定している人も2022年同様に1%を切っていた。
実家への帰省について性年代ごとに詳しく見ると、特に男性20~50代と女性40~50代で2022年に比べ増加が見られた。
物価高や円安の影響を最も受けたのは、日常の食材費
また、クリスマスや年末年始のイベントにかける予算を考える際、2022年から続く物価高や円安の影響をどのくらい受けるか質問。結果、「影響を受ける(「かなり影響する」「やや影響する」の合計)」が最も多かったのは「日常の料理や食材の費用(62.7%)」となり、「暖房をつける時間や設定温度(53.7%)」「クリスマスの予定全般(52.5%)」「おせち料理の注文や年末年始の食材の費用(51.3%)」が続いた。
【調査概要】
調査対象:日本全国15~79歳の男女
調査方法:インテージの「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:5,000(国勢調査に基づき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収)
調査時期:2023年11月24日(金)~11月27日(月)
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