名古屋鉄道は、オプティメースのAIによるデジタルサイネージ分析技術およびC1X(シーワンエックス)が提供する「カウントダウンQRコード」を活用した、人流創出の実証実験を行う。
同実験では、瀬戸線栄町駅・大曽根駅にAIデジタルサイネージを設置し、清水~尼ケ坂駅間をつなぐ高架下商業施設「SAKUMACHI商店街」のプロモーション動画を放映。デジタルサイネージにAIと連動したカメラを取り付け、広告を表示しているサイネージの前を通った人およびサイネージを見た人の数、通行人の性別・年代などの属性を推定して統計を取り、広告の効果を分析する。
また、サイネージにQRコードを使用できる回数をリアルタイムで管理するカウントダウン機能を実装した「カウントダウンQRコード」を活用し、回数限定クーポンを発行する。これにより、クーポン発行側は発行枚数を管理できるとともに、利用者にとっては回数を制限することで使用するインセンティブが高まり、来店促進が期待できる。
同実験を通して、広告の効果やQRコードでクーポンを取得した人が実際に商店街へ来訪するかを検証していく。なお、実施期間は2024年1月16日から2月29日までとなる。
【関連記事】
・楽天とタカラ・エムシー、AIカメラ付きデジタルサイネージを活用した実証実験を実施
・Ideinら、デジタルサイネージの効果測定を目的とした実験を開始 ゴルフ店舗内にAIカメラを設置
・大阪メトロアドエラ、大阪モード学園と連携 生成AIを用いた映像コンテンツを駅デジタルサイネージで配信
・駅探とアドベル、バス車両内デジタルサイネージと公共交通Webサイトの連動型広告パッケージを提供開始
・Idein、エッジAIカメラを活用したサービスの提供へ デジタルサイネージの効果検証を実現