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クリエイティブの素材で差がつく動画広告 “縦型ショート”の時代に先手を打つ方法とは

継続的な検証と改善が効果につながる

──広告運用において様々な課題が存在する中、identifyは特に縦型ショート動画向けのクリエイティブの素材を収集できる「DeLMO for Advertiser」を提供しています。どのように素材開発を支援しているのですか。

鬼山(identify) 広告会社やマーケティングツールベンダーは、シナリオを考えたり動画を編集したりする制作技術を既に持っています。しかし、それ以前に必要な素材開発には、課題を抱えているケースが少なくありません。訴求内容と合致している、かつ縦型ショート動画にも使用しやすい素材を探すのは至難の業です。

 「DeLMO for Advertiser」は、健康食品やコスメ、人材・教育・金融サービスなど、商材を問わず縦型ショート動画の素材を入手できます。

──identifyは同サービスをアップデートし、広告会社やマーケティングツールベンダーと協業して包括的に素材開発を支援する「DeLMO Partner Program」も発表しました。新サービスの特徴を教えてください。

鬼山(identify) 「DeLMO Partner Program」は、素材の提供だけでなく、撮影リソースが足りない、縦型ショート動画の制作経験が少ないなど、各課題に合わせて撮影および制作を総合的にサポートするサービスです。

 広告会社やマーケティングツールベンダーとともにサポート内容を拡充していく計画ですが、その第1弾としてADKマーケティング・ソリューションズとの共同パッケージを開発しました。2023年12月から、同社の動画ソリューションである「ADK-MovieAd」でサービス提供を開始しています。

静止画素材から動画作成
クリックすると拡大します

正木(ADK MS) 以前より当社では、動画を活用した広告運用の支援を充実化したいと考えていました。動画広告の素材開発に深い知見を持つidentifyと協業し、事業者への支援強化を目指します。

──「DeLMO for Advertiser」の機能をもとに、共同でサービス提供できる仕組みを整えることで、広告会社やマーケティングツールベンダーにとっては、どのようなメリットがあるのでしょうか。

鬼山(identify) 共同パッケージには、クリエイターのアサイン費やスタジオ費を含む制作費用などが組み込まれている上、納品後の素材を二次利用できるため、クリエイティブ制作の幅が拡がります。

 たとえば、実店舗を持つ事業者がクライアントの場合は、一つの素材を店頭のポップなどにも転用できます。つまり、クライアントへより多様なクリエイティブ案を提案できるのです。

正木(ADK MS) 一度納品された素材の二次利用まで可能なケースは稀です。さらに、「DeLMO Partner Program」では素材収集のコストも抑えられるため、広告運用のPDCAが回しやすい点に魅力を感じます。多様なパターンのクリエイティブを制作して効果検証し、改善を重ねられるからです。

 こうした「DeLMO Partner Program」の柔軟性やidentifyの実績が、協業の決め手になりました。

鬼山(identify) また、納品スピードが速い点も強みです。当社が広告会社やマーケティングツールベンダーにヒアリングしたところ、撮影などが完了して素材が手元に届くまで、1~2ヵ月程度かかるとわかりました。一方、「DeLMO Partner Program」では、平均して2〜3週間で納品が可能です。

 動画広告だけでなく、ネット広告は1~2ヵ月経つと案件が終了しているケースもあります。トレンドの移り変わりが激しいため、迅速にPDCAを回す上でも納品スピードを重視しています。

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動画広告を当たり前に 情報を確実に消費者へ届ける

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この記事の著者

夏野 久万(ナツノ クマ)

フリーライター。制作会社などで勤務後、独立。紙媒体をはじめ、企業のオウンドメディアやビジネス系、ライフスタイル系メディア、コラム、エッセイなども手掛ける。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:identify株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2024/02/09 11:00 https://markezine.jp/article/detail/44697

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